アニメーション映画『モンスター・ホテル』がTVシリーズ化

世界中のモンスターが集まる5つ星リゾートホテルを舞台に、ドラキュラの娘メイヴィスと人間の若者、ジョナサンの恋をコミカルに描いた2012年の3DCGアニメーション映画、『モンスター・ホテル』。今秋、続編映画の公開を迎える同作が2017年初めの放送開始をめどにTVシリーズ化されることが明らかになった。

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米Deadline Hollywoodによると、TVシリーズ化を手がけるのはカナダのアニメーション製作会社ネルバナと映画シリーズを製作したソニー・ピクチャーズ・アニメーションの両社。TVシリーズはメルヴィスと友人たちのティーンエージャー時代にフォーカスを当てた作品となり、トロントのネルバナ・スタジオで製作されるという。ソニー・アニメーションのクリスティン・ベルソン社長は、「『モンスター・ホテル』の世界観はすでに視聴者の間に受け入れられていますので、ネルバナ社とパートナーシップを結び、視聴者の皆さんを新たな冒険にお連れできることが楽しみです」と述べ、TVシリーズ化に期待を寄せた。

現時点でTVシリーズ版の声優のキャスティングは明らかにされていないが、映画シリーズでは2作とも、メイヴィスの過保護な父親のドラキュラの声をアダム・サンドラー、メイヴィス役をセレーナ・ゴメス、ジョナサン役をアンディ・サムバーグが演じている。

同作は世界中のモンスターが大集合する高級リゾート、「モンスター・ホテル」に迷い込んだ人間の青年が、オーナーのドラキュラの箱入り娘と恋に落ちたことから巻き起こる大騒動を描いた作品。2012年に公開され、全世界で3億5800万ドルを売り上げた。今年9月25日に全米公開される続編『モンスター・ホテル2』では、ドラキュラと人間の"混血"として生まれた孫息子を立派なドラキュラに育てようと奮闘するオーナーの姿や、人間にも門戸を開いた「モンスター・ホテル」に訪れる新たなドタバタ事件を描く。続編は、ドラキュラの親玉役でコメディ映画界の大御所、メル・ブルックスが出演することでも話題を呼んでいる。

映画シリーズの前日譚となるTV版『モンスター・ホテル』のオンエアに期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『モンスター・ホテル』
(C)Capital Pictures/amanaimages