トム・クルーズ&クリストファー・マッカリー監督登場!『ミッションインポッシブル:ローグネイション』来日記者会見

大人気アクションシリーズ最新作『ミッションインポッシブル:ローグネイション』。その全国ロードショーとなる8月7日(金)が目前に迫るなか、先月31日(金)に、シリーズを通じて主演を務めるトム・クルーズと、監督のクリストファー・マッカリーが来日。そして本日8月2日(日)、都内で来日記者会見が行われた。

会場に姿を現したトムは、「また日本に戻って来ることが出来て、とても名誉に思う。つい2週間前に出来上がったこの映画を日本の皆に観てもらえることにとてもエキサイトしているよ」と挨拶。続いて、本作の手ごたえについて聞かれたマッカリ―監督は、「仕上がりにはとてもに満足しているよ。実際に観てもらえれば、これまで二人で培ってきた技術や知恵が満載の作品であることが観客の皆にもわかってもらえると思う」と本作への自信を覗かせた。

そしてこの日、日本よりひと足早い7月31日(金)に公開を迎えた本国アメリカで、初日の興行成績がシリーズ史上最高額(約24億4千万円)を記録したことが伝えられると、「素晴らしい結果だね。スタッフの皆もそうだと思うけど、皆に喜んで貰えてとても満足しているよ」と笑顔でコメントしたトム。

さらに、本作において大きな話題となっている、時速約450kmで移動する飛行機にぶら下がるシーンについて聞かれると、「あのシーンについては詳しく説明したいことがあるんだ!」と興奮した様子で、「まず、あのシーンは監督から持ちかけられたものだった。それから準備に何か月もかけた上で撮影に臨んだんだ。カメラを機体に付けるのは初めてのことだったし、設計にはすごく気をつかった。それに、滑走路と機体が同時に映るよう、角度についてもたくさん研究したんだ。あと、ゴーグルを着用しないでの撮影だったから、目を守るために眼球全体を覆うコンタクトレンズも開発したよ」と撮影の裏側を明かしたあと、「全部で8回撮影したんだけど、そのおかげで皆に楽しんでもらえるシーンになった」と満足げに語った。

また、マッカリー監督は本作の製作をふり返り「この作品は僕の願いが叶った作品だよ。様々な機械を使って超人的なことをやっているけど、(トム演じる主人公の)イーサンはコミックに出てくるようなスーパーヒーローではないから、自ら進んで困難に向かっていくわけじゃない。だから、どうやって危険に立ち向かわざるを得ない状況を作るかが大事で、脚本を書くことは非常に困難で挑戦的なことなんだ。いつもクリアなビジョンを持って作り始めるんだけど、製作の過程でいろいろな変化をして、どこに向かっているのかわからなくなる時もある。けれど、そのことに対して自分たちも驚きを感じられることが素晴らしいと思うね」と製作の苦労と喜びを語った。

今後、日本で撮影を行う予定があるかという質問が飛ぶと、トムからは「いいアイディアだね! でも、僕らは撮影のために道路を封鎖したりするから、ロケの許可を得るのが本当に大変なんだ。でももし許可が取れればぜひ撮影したいね」と前向きなコメントが飛び出した。

最後に、シリーズ第1作の公開から19年もの間、俳優として高いクオリティを保つ秘訣について聞かれ「映画を作ることは4歳の頃からの夢だったんだ。だから、今こうしてそれが実現できていることに感謝の気持ちを忘れないでいるし、これまでの撮影で遅刻や休んだりしたこともない。撮影の現場はプレッシャーの塊のようなものだけど、それを感じられることは特権だと思うし、自分を極限まで追い込んで応えたいと思っているよ」と、映画製作に対するこだわりを真摯に語った。

明日8月3日(月)にはジャパンプレミアも行われる予定の映画『ミッションインポッシブル:ローグネイション』は、8月7日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ミッションインポッシブル:ローグネイション』トム・クルーズ&クリストファー・マッカリー監督