『SHERLOCK』クリエイター、「シャーロックが女性でもドラマは成り立つ」と発言

英BBCの大ヒットドラマ『SHERLOCK/シャーロック』のクリエイターであり、英国の国民的人気シリーズ『ドクター・フー』の製作・脚本も手掛けるスティーヴン・モファットが、「シャーロックを女性に置き換えてドラマを製作しても成り立つ」と発言したという。

9月27日に英Radio Timesが開催したRadio Times Festivalで行われたセッションに登場したモファット。"シャーロックを女性に置き換えたら?"という質問を受けて、以下のようにコメントしたそうだ。「シャーロックを一風変わったバージョンに仕立てたいなら、ただ女性にすればいい。名前を変える必要も、セリフを大幅に変える必要もなく、ピッタリ収まると思うよ」

とはいえ、「僕らには僕らのバージョンがあるから、絶対にやらないけどね」と念押ししたモファット。しかし、実は過去に"女性版シャーロック"という発想を基に生み出したキャラクターがあると発言。「『ドクター・フー』にマダム・ヴァストラっていうキャラクターがいるんだけど、彼女はある意味、女性版のシャーロック・ホームズなんだ」と説明した。マダム・ヴァストラは、ヴィクトリア時代のロンドンで活躍する女名探偵。ジェニーという女性の助手もいる。とはいえ、人間ではなく、爬虫類系のエイリアンなのだが...。

女性版といえば、すでに米CBSが、シャーロックの相棒ワトソンを女性に置き換えて現代のニューヨークを舞台にした『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』を製作し、大ヒットさせている。アーサー・コナン・ドイルの名作推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを新たにアレンジするなら、次はシャーロックを女性に置き換えるのも一つの手かも!? (海外ドラマNAVI)

Photo:『SHERLOCK/シャーロック』
(c)2010 Hartswood Films