刑事アクション映画『リーサル・ウェポン』、米FOXでTVドラマ化

命知らずの問題児と、定年間近のベテラン。対照的な刑事コンビの活躍を描き、1980年代後半から90年代にかけて人気を集めたアクション映画シリーズ『リーサル・ウェポン』を、米FOXがTVドラマとしてリメイクすることを、米Hollywood Reporterなどが報じた。

メル・ギブソンとダニー・グローヴァーが出演した映画シリーズは、1987年から1998年にかけて4作品作られ、全作品をリチャード・ドナーが監督。犯罪組織相手の事件捜査とともに、二人の刑事の友情を描き、いわゆる"バディもの"の代表作の一つとなった。同シリーズの世界市場での興行収入は、累計で8億3500万ドルにも上る。

リメイク版はオリジナル版に近い設定で、元海軍特殊部隊の刑事マーティン・リッグスは、妻と赤ん坊を失ったことをきっかけに、人生をやり直すためテキサス州からロサンゼルスに転任。そして、心臓にトラブルを抱えストレスを避けなければいけない、ロサンゼルス市警のロジャー・マータフ刑事とコンビを組むことになる――というストーリー。

パイロットの脚本と製作総指揮を担当するのは、『CHUCK/チャック』を手掛けたマット・ミラー。そのほか、ダン・リン(『LEGO(R)ムービー』『シャーロック・ホームズ』)やジェニファー・グウォーツ(『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』)も製作総指揮に名を連ねる(以上の3人は、シーズン1で放送終了が決まった『FOREVER』で仕事をともにしていた)。なお、リメイク版の製作陣にオリジナル版の製作者は含まれていない。

大ヒット映画シリーズのTVドラマ化とあって、パイロットが成功する見込みは高いとFOXは踏んでいるようだが、果たしてどうなるか? (海外ドラマNAVI)

Photo:映画『リーサル・ウェポン』
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