『ハンガー・ゲーム』、過去のストーリーを描く新作製作へ?

現在公開中の『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』を含む4作が製作され、全世界累積で25億ドル以上の興行収入を記録している『ハンガー・ゲーム』シリーズ。4作をもって完結したはずだが、製作会社のLionsgateはこの大ヒットシリーズと別れがたいようだ。同社の副会長、マイケル・バーンズが続編製作の意向を示したことが分かった。

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スーザン・コリンズの大ベストセラー小説を原作としたこのシリーズは、近未来の独裁国家パネムを舞台に、「24人の贄(いけにえ)が最後の一人になるまで殺し合う」という究極のサバイバルゲーム、通称"ハンガー・ゲーム"に妹の代わりに出場することになった一人の少女、カットニスが主人公。彼女は、ゲームの中で政府に反旗を翻したことで圧政に苦しむ市民たちの反乱の象徴となり、彼らとともに戦う、というストーリーだ。

米Varietyによると、バーンズは同シリーズが「今後も生き続ける」と、続編を製作するつもりであることを表明。また、映画のラスト2作では"ハンガー・ゲーム"が開催される闘技場が登場しなかったことに言及し、「過去のストーリーを描くことになったら、もちろん闘技場は登場する」と続けている。

続編製作についてスタジオ側からの正式な発表はないが、もしも本当に同シリーズを続ける場合、原作の内容はすでに語り終えているため、映画オリジナルのストーリーとなる可能性もある。映画版でフィニックを演じたサム・クラフリンは以前、インタビュー中に同シリーズの続編製作について聞かれ、「パネムが毎年開催する "ハンガー・ゲーム"は一体どのようにして始まったのか、は描く価値があると思うよ」とコメントしていた。

ただし、主役のカットニスが登場することはなさそうだ。4作すべてで同役を演じてきたジェニファー・ローレンスは、これ以上同シリーズに出る意思がないことをすでに明かしている。

『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』は全国で大ヒット上映中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』
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