『ベター・コール・ソウル』ボブ・オデンカークが明かす、演技へのこだわり

"21世紀最高のTVドラマ"との呼び声が高い『ブレイキング・バッド』のスピンオフで、ウォルターの"犯罪弁護士"ソウル・グッドマンの誕生秘話を描く『ベター・コール・ソウル』。主演のボブ・オデンカークが、本作のこぼれ話を披露した。

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本作の共演者とともに、ニューヨークで文化を推進する非営利団体主催の対談に参加したボブは、主演が決定した際に「ただ、セリフが多くなった役を演じるまで」と、淡々と受け止めたことを明かしている。

また、あるエピソードでは3日間で30ページの台本を暗記しなければならず、「こりゃあ無理だ...」と思ったことも漏らした。さらに、「適当な演技でいいならできるけどそんなの嫌だから、プロデューサーに頼んだよ。あと1日欲しいって。この番組は脚本を見れば分かるけど、ただ登場してセリフを言えばいいってものじゃない。最高の状態で挑むため、必ず練習する時間をもらっているよ。アドリブはしないんだ。台本通りにしゃべることでそのキャラクターについてもっと学ぶことができる」と、役に対する取り組み方も説明。

対談の司会者から"ソウル"という役をやり続けることに飽きないのかと聞かれると、「とにかく脚本が素晴らしいから、毎回新鮮なんだ。役者として退屈するなんていうことは全くない」とキッパリ。番組がヒットするか心配かという質問には、「もちろんみんなに気に入ってほしいけど、それをしょっちゅう気にしているわけにもいかないよね」と返答。すると同席していたマイク役のジョナサン・バンクスが、「一言いいかい? ボブは、自分がどれだけ素晴らしいか分かってないから、そうやってサラッと言うんだよ」と言い、会場は拍手喝采。するとボブは「やめてよ、調子に乗っちゃうから(笑)」と反応。ボブの演技に対する意識の高さと、謙虚な人柄が見え隠れする対談となった。

入念な役作りをするボブは、本作の演技で、本年度のエミー賞に続いてゴールデン・グローブ賞にもノミネートされている。

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(海外ドラマNAVI)

Photo:ボブ・オデンカーク(『ベター・コール・ソウル』)
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