【ネタばれ】『SATC』の結末は番組への裏切り行為!?

(※本記事は、同シリーズのネタばれを含みますのでご注意ください)

ニューヨークに暮らす女性4人の友情や恋愛を描いた人気ドラマ『SEX AND THE CITY』。1998年から2004年にかけてTVシリーズが放送され、その後に2本の映画版が製作された同シリーズでは、最終的に4人の主役のうち3人が結婚していた。その結末について、クリエイターのダーレン・スターが不満を示している。米Deadlineが伝えた。

「最後の数エピソードは気に入っていないよ。自分の番組の脚本や製作を他の人間に任せた場合、彼らのヴィジョンに沿わなければならない...。だけど、『SATC』は最終的に番組のコンセプトを裏切ってしまったと思う。もともとは、幸せを結婚に見出すわけではない女性たちを描いていたからね。よくあるロマンティックコメディとは違う点が、多くの女性たちの支持を集めたんだ。なのに最後は、陳腐なロマコメになってしまった。全てのエピソードを自分で手掛けない限り、望んだエンディングは得られないってことだね」とスターは語っている。

シーズン3までは脚本も担当していたスターだが、ほかにも『メルローズ・プレイス』『ビバリーヒルズ青春白書』などを手掛ける多忙の身のため、その後はマイケル・パトリック・キングに主に現場を任せていた。キングは、キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)が長年くっついたり離れたりを繰り返していたミスター・ビッグ(クリス・ノース)と結婚する映画版でも脚本を執筆している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SEX AND THE CITY』
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