いよいよ4月25日(月)10:00から、スターチャンネルにて『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』が放送スタートします。第五章では昨年のエミー賞各主要部門を席巻した本作が、第六章からはなんとアメリカでの放送と完全同時放送!それを記念して、第一章から第五章までの主要キャラクターの紹介と共に、これまでの七王国の様子を振り返って行きたいと思います!最新シーズンの第六章を心待ちにしている人も、『ゲーム・オブ・スローンズ』を観るのがこれからの人も、ぜひ一緒に盛り上がって行きましょう。
では第三章、行きます!
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第三章
ロブ・スターク
スターク家の長男。エダードが王の手となり王都へ向かうと、父親の名代としてウィンターフェルを治める事になる。父親に似て公明正大な人柄で、異母兄弟のジョン・スノウや、人質としてウィンターフェルで育ったシオンとも親しく付き合っていた。ラニスター家との戦争に突入してからは破竹の勢いで進軍し、若き狼と名を馳せる。まさに将来有望、頼もしき跡継ぎだったが、スターク家を覆う暗雲は、彼の運命にも着実にしのびよっていた。兄弟同然に育ったシオンに裏切られ、母キャトリンは娘たちを救い出すために、せっかく捕虜にしたジェイミー・ラニスターを勝手に解放してしまう。戦略が狂い、少しずつ状況が悪化していく中、戦場で出会ったタリサと結婚するため、フレイ家と約束した婚約を一方的に破棄するという痛恨の戦略ミス。戦争真っ只中にも関わらず、色恋に突っ走ってしまったのは若さゆえとも言えるが、その代償は大きかった。
キャトリン・スターク
エダードの妻。リバーランの名家タリー家の長女。元々はエダードの兄ブランドンと婚約していたが、結婚前に彼が亡くなったため弟のエダードと結婚した。政略結婚ではあったものの、今では仲の良い夫婦であり、彼女自身、良妻賢母で知られている。その一方で厳格でプライドが高い人物でもあり、それゆえにエダードが連れ帰ってきた私生児のジョン・スノウの存在だけは許す事ができず、赤ん坊の頃からウィンターフェルで育てているにも関わらず、決して家族とは認めず、辛く当たっていた。しかし、理不尽の怒りを彼にぶつけている事は自覚しており、後悔している様子ものぞかせる。ブラン暗殺未遂事件が起こった後、首謀者を探すために王都に向かい、道中偶然遭遇したティリオン・ラニスターを捕え、妹ライサが住むアイリー城に連行する。その後はロブの進軍に同行するが、勝手にジェイミーを解放した事でロブの怒りを買い、厳しく監視されてしまう。戦略上重要な橋の解放を願うため、生家の臣下であるフレイ家に交渉役として出向くが......。
ジェイミー・ラニスター
サーセイの双子の弟でラニスター家の長男。七王国随一の騎士として知られる一方、王の護衛であるキングズ・ガードでありながら、時の王、エイリス二世を殺害した事から、裏切者のキング・スレイヤーと軽蔑されている。サーセイとは彼女がロバート王に嫁ぐ前から関係を持っており、彼女との関係を守るためならどんな事でもやってのける。ラニスター家らしく狡猾な面もあるが、家族に対しては誰よりも愛情深く、一族のはみ出し者であるティリオンに対しても、彼だけは愛情を見せる。対外的にはそうした優しい部分は見せようともしなかったが、ブライエニーに連行され、王都へ向かう旅路で、彼女の誰よりも誇り高い騎士道精神に触れるうち、少しずつ道義心が芽生えていく。
ブライエニー・タース
タース島のセルウィン公の一人娘。女ながら屈強な戦士であり、レンリー・バラシオンが開催した御前試合で勝利した際に、彼の王の盾となる事を志願した。忠義に厚い人物だが、レンリー暗殺の場に偶然居合わせた事で、犯人と誤解されてしまう。共に居合わせたキャトリン・スタークと共に逃走した彼女は、キャトリンの誇り高い人柄に触れ、彼女に忠義を尽くすようになる。キャトリンの命で捕虜にしたジェイミー・ラニスターを王都に送り届ける役目を担う。その旅の過程で2人は互いに敬意を抱くようになる。王都に帰還してからは、キャトリンの娘アリアを探す旅に出る。ティリオンの従者だったポドリックを連れ、珍道中の途上にある。
マージェリー・タイレル
タイレル家の長女。タイレル家がレンリー・バラシオンと手を組んだため、レンリーと結婚したが、男色のレンリーと関係を持つ前に彼が暗殺されてしまう。その後はバラシオン家に近づき、巧みにジョフリーと婚約する。一見穏やかで博愛的な人物だが、一族の影の長、祖母オレナ譲りのずる賢さを持ち、七王国の王妃となる野望を持っている。王都で寄る辺ないサンサに近づき、彼女の兄ロラスとの結婚をほのめかし、密かに北部を掌握しようと画策。城下町では慈悲深さをアピールして民衆の人気を取り込み、王妃となる準備を着々と進めていく。その抜け目なさを見抜いているサーセイからは警戒されているが、一歩も譲る気はない。
オレナ・タイレル
タリー家の当主メイス・タイレルの母。かなりの毒舌家で、特に男には非常に厳しい。七王国では茨の女王として知られ、タイレル家を実質的に支配している。基本男はバカという考えなので、いかに男どもを操り自分の目的を遂げるかという策略に長けており、孫娘のマージェリーが王妃の座に就くために、あれこれと知恵を貸している。ラニスター家にも劣らない豊かな家柄であり、戦争で国庫が困窮する中、莫大な物資を支援し、王宮に恩を着せる。狡猾な王の手タイウィン・ラニスターとも対等に渡り合うだけの覇気を持つ、強烈な人物。
ラムジー・スノウ
スターク家の旗主であるルース・ボルトンの落し子。一見、素朴で無害に見えるが、その本性は究極的なドS男。ウィンターフェル城を占拠したのもつかの間、部下に裏切られたシオンが何者かに捕えられ、拷問を受けている時に彼に近づき、脱走に手を貸した。しかしすべては彼の計略であり、シオンの窮地を救ってから、再び彼を捕え自分の正体を明かさないままひたすら拷問の限りを尽くした。一度希望を与えてから地獄に突き落とすという残忍極まりないやり口が得意で、愛人を獲物に森で狩りをしたり、シオンの人格を完全に崩壊させた後、リーク(くさや)という新しい名を与えたりと、暴虐の限りを尽くしている。元々ボルトン家は、敵の顔の皮を剥ぐという残虐な習慣を持つ一族だが、その血を引くラムジーは、加えて私生児であるという屈折した感情が一層残虐性に拍車をかけ、他人というのは自分のサディスティックな喜びを満たすための道具という程度の意識しかない。
ウォルダー・フレイ
タリー家の旗主。戦時中はしばしば重要拠点ともなるトライデント河の渡し場を支配しているため、一定の権力を持っている。90歳を過ぎる高齢でありながら未だ子を成し、一族の長として絶大な力を持っている。キャトリンの生家タリー家の配下ではあるが、まったく信用の置けない人物であり、北部軍が河を越えるための条件として、ロブとアリアを彼の子と結婚させるよう迫るなど、相手の足元を見る狡猾さと執念深さを持っている。※画像は入手でき次第追加します!!しばしお待ちを!ゴメンナサイ!
シェイ
エッソス出身の娼婦。戦場でティリオンと出会い、王の手代理となった彼に同行して王都に来た。率直な彼女にティリオンは本気で恋をするが、娼婦との付き合いをタイウィンに禁じられ、付き合いを隠すためにサンサ付きの侍女になった。ブラックウォーターの戦いでティリオンが重傷を負っても、決して彼の傍を離れようとせず、彼がサンサと結婚させられそうになると激しく嫉妬する。ヴァリスから彼の元を去るように諭されても断固として拒否し、ティリオンがサンサと結婚した後も関係を続けていた。ティリオンとの関係は純愛のように見えるが、したたかで抜け目ないところがあるのも否定できない。
マンス・レイダー
<壁>の外に逃亡した元ナイツ・ウォッチ。<壁>の外で野人たち相手に次第に勢力を伸ばし、今では<壁>の外の王と呼ばれるようになった。ホワイト・ウォーカーの存在にいち早く気づき、その驚異から逃れるために野人たちを連合させ、<壁>を越えようと計画している。野人に捕えられたジョン・スノウを受け入れ、<壁>越えの実行部隊に入れる。
サムウェル・ターリー
タイレル家の旗主であるターリー公の長男。剣術より本が好きな臆病な性格を父親に疎まれた挙句、弟に世継ぎの座を奪われ<壁>に送られてきた。太っていて動きも鈍いため、<壁>に来た当初は周囲からいじめられ、教官からもバカにされていた。そんな中で自分をかばってくれたジョン・スノウに懐き、絶対の信頼を寄せている。思慮深い性格を買われ、メイスター・エイモン付きの雑士となる。<壁>の外でホワイト・ウォーカーと遭遇し、偶然手にしていたドラゴングラスで撃退する。<壁>の外にあるクラスターの砦で出会ったジリに恋をし、彼女と彼女が生んだ赤ん坊を<壁>に連れ帰り保護する。戦闘ではあまり役には立たないが、その知識と知恵で仲間たちからも少しずつ信頼を得るようになり、次期総帥を選ぶ際にはジョンを擁立し、見事に当選させた。
それでは次回、いよいよ後半!第四章に続きます!お楽しみに!
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Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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