トラブル続きだったデミ・ロヴァート、新作アルバムで"自信"を得る

ディズニー・チャンネル出身で、歌手・女優として活動するデミ・ロヴァート。マイリー・サイラスやセレーナ・ゴメスら同世代のディズニー出身者と比べてアーティストとしての活動が頭一つ抜けている印象の彼女は、昨年発売したアルバム「Confident」を通して、これまで様々な困難を乗り越えてきた自分自身を見つめ直したようだ。米Peopleが伝えた。

現在は仕事もプライベートも順調なデミだが、数年前まではどん底の日々だった。「土下座してみてよ。私がお金を払っているんだから!」と両親に言うなど、精神的に不安定でアルコールや薬物に依存し、苛立ちを親へぶつけていた当時を振り返っている。

18歳の時、摂食障害とアルコール&薬物依存の治療のため、リハビリ施設に3ヵ月間入っていたデミ。「私にとって、パーティーに行かない方法を学ぶことはとても難しかったの。施設に行った人の中には、外に出ても誘惑に負けない人もいるけど、私はそうじゃなかった」と、厳しい道のりだったことを明かしている。

長い間、依存症や自傷行為、双極性障害といった問題と向き合ってきた彼女だが、ありのままの自分を受け入れることで一つ一つ克服してきたという。それでも周りからの不安は消えないようで、「中には、私はまだ若いから元に戻るんじゃないかと思っている人もいるの。だから、自分で証明していきたいのよ」と、現在の心境を語っている。自らの経験を生かし、最近では、LGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー)の権利について番組やイベントで主張したり、全米の少女たちを支援するキャンペーンに携わるなど、積極的に活動している。

歌手としては、これまで支えてきてくれた友人の一人であるニック・ジョナスとのジョイントツアー「Future Now」が来月からスタートする。たくましく成長したデミが親友とどんなライブを創り上げるのか、楽しみだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:デミ・ロヴァート
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