第76回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したほか、日本でのディズニー/ピクサー歴代最高の興行成績を持つ『ファインディング・ニモ』。その1年後を描く続編『ファインディング・ドリー』で、東京海洋大学名誉博士のさかなクンが、海洋生物監修と声優に起用されたことが明らかとなった。また、さかなクンが本作に登場する魚たちの特徴を"ギョ紹介"する特別映像も解禁された。
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通常ピクサー作品は監修を外部に依頼しないものの、さかなクンの造詣の深さがピクサースタジオをギョギョッとさせたことで、異例の人事が決定。さかなクンは、海洋生物の習性や特徴だけでなく、日本語での正しい魚名といった表現や、海の仕組みに関わることなど細かい視点で監修を行った。例えば、貝に目があるのかとの疑問には「眼点と呼ばれる、目に当たるものがある」と解説したり、劇中のマグロがマカジキなのにカジキマグロと表記されていたのを指摘したり、水温に関して「摂氏」という表現は一般的ではないとして「温度」に訂正するなど、その広い知識で作品のクオリティをさらに高めた。
今回解禁された特別映像は、そんなさかなクンのインタビュー映像と、魚たちの解説付き。最も特別な映画である『ファインディング・ニモ』の続編が作られると知った時の心境について、「こんなに嬉しい続編がキタ―! ドリーちゃん、キター!」と興奮気味に回想。また、ドリーのモデルであるナンヨウハギをはじめ、マダラトビエイ、アオウミガメ、ミズダコ、ジンベイザメといった、本作に登場する海の仲間たちを紹介した。
そんなさかなクンが今回声優を務めるのは、マンボウ。本人が大好きなハコフグと同じフグ科ということもあり、「マンボウちゃんは世界で最も大きくなるフグの仲間ですので、おお~こんな偉大なマンボウちゃんの役を頂けて嬉しい!」と喜びを示している。
さかなクンが監修・声優として一肌抜いた映画『ファインディング・ドリー』は、7月16日(土)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:さかなクン&『ファインディング・ドリー』
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