世界中を魅了し続けた『ハリー・ポッター』シリーズ。秋には初のスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開が控えており、再びJ・K・ローリングが描く魔法使いの世界を楽しむことができる。そんな中、少年期から10年にわたり主人公のハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフが、いつか再び同役を演じることについて語った。米Entertainment Weeklyが伝えている。
英Radio Timesのインタビューで、もう一度ハリーを演じる可能性について尋ねられたダニエルは、「脚本次第だね」と、完全否定はしなかった。「よっぽどのことじゃなければしないよ。でも、ハリソン・フォードもハン・ソロの時に同じようなことを言ってたけど、再び演じていた。だから、僕も今は"No"と言うけど、将来復帰できる余地は残しておこうかな」と、将来の可能性については含みを持たせている。
『ハリー・ポッター』終了後のダニエルは、舞台『Equus』『努力しないで出世する方法』や、映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』『キル・ユア・ダーリン』に出演するなど、順調にキャリアを積んでいる。9月1日には『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』の公開も控えており、魔法使いではない姿を見ることにも慣れてきたが、それでもやはり"ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフ"という世間のイメージを拭うことは難しい。
37歳となったハリー・ポッターとその息子を描く舞台『Harry Potter and The Cursed Child』の本公演がロンドン・ウェストエンドのパレス・シアターにて6月30日(木)からスタートするが、ダニエルは別人がハリーを演じたその舞台を観に行くことをためらっているという。「素晴らしい舞台だと聞いているし、とても観たいけど、僕が客席に座っていることで『ハリー・ポッター』の熱狂的なファンは舞台をリラックスして観られないだろうからね。だから、行くのは難しいな」と理由を説明している。(海外ドラマNAVI)
Photo:ダニエル・ラドクリフ
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