レオナルド・ディカプリオ、環境保護活動に目覚めたきっかけを語る

『レヴェナント:蘇りし者』で念願のオスカーを受賞したレオナルド・ディカプリオ。近年は地球温暖化への知識を深め、その取り組みへの資金提供などを活発に行っている彼が、環境保全への情熱を持つようになったきっかけについて明かした。米Peopleが伝えている。

彼がプロデュースしたドキュメンタリー映画『The Ivory Game(原題)』を引っ提げてトロント国際映画祭に参加したレオナルドは、「若い頃、人間の活動のせいで絶滅した生物がいると知ってとてもショックを受けたんだ。それから環境問題に取り組むという長い旅が始まったんだよ」と、同紙の取材で明かした。

しかし、元副大統領のアル・ゴア氏と話して以来、環境問題への関心はさらに強くなったのだという。「20代前半のときにホワイトハウスでアル・ゴアと話せたことは本当にすばらしい機会だった。彼は私を座らせて地球の絵と大気の絵を描いてこう言ったんだ。"これは人間が直面している最も重要な危機だ"と。それから、地球温暖化の問題について考えるようになっただけでなく、いかに国際社会としてその問題について認識していなかったかということについても気づかされたんだ」

ゴアの活動を追った2006年公開のドキュメンタリー映画『不都合な真実』は、地球温暖化が進んでいる現状と将来の危険性について訴え、多くの人々に問題への認識を深めさせた。一方、レオナルドは、1998年に環境保護団体「レオナルド・ディカプリオ財団」を起ち上げ、これまでに約6000万ドル(約60億円)の活動資金を集めてきた。

レオナルドは地球温暖化対策について、「年々、気温は上昇し続けていて、今こそこの問題のために行動を起こす時なんだ。私たちは、政治家たちに明確な姿勢を打ち出してもらいたい」と力強くコメントした。(海外ドラマNAVI)

Photo:レオナルド・ディカプリオ
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