現地時間9月18日(日)、ダウンタウン・ロサンゼルスにあるマイクロソフト・シアターにて第68回エミー賞授賞式が盛大に開催されました。授賞式の醍醐味といえば、なんといってもレッドカーペット。今年も筆者はにわかパパラッチと化し(苦笑)、現場に潜入! 激写フォト(!?)も合わせてその様子をお届けしまーす!
今年もアツい!レッドカーペット開始
去年のエミー賞同様に、今年も激暑のロサンゼルス。気温はおそらく35度はいってましたね。レッドカーペットの通路自体は屋根付きで直射日光は当たらないようになっているのですが(我々一般客の場所は陽が当たってて、暑っ!!)、レッドカーペット上は凄い人混みだし、全体がトンネル状の作りになっているので、かなりの暑さだと思います。セレブも手持ちのミニ扇風機を顔の前にかざして、お化粧が崩れぬよう悪戦苦闘(サラ・ポールソンの写真参照)。
さて、レッドカーペット脇に到着してそろそろ10分ほど。「早く誰か来ないかな~」と心待ちにしてると、来たっ・・・! ジョン・ヴォイト氏登場! ハリウッドのフィクサーを描いたドラマ『レイ・ドノヴァン』で、リーヴ・シュレイバー演じる主人公レイの頭痛の種である前科者の父ミッキーを熱演しているジョン。
『レイ・ドノヴァン』ファンである筆者はすっかり上機嫌で「幸先いいぞ~」なんて思っていると、またもや大物登場! 日本でも人気だったコメディ番組『となりのサインフェルド』のジェリー・サインフェルドの姿が! 最近はすっかり引退モードでTVにもあまり顔を出していませんが、芸能レポーターたちと会話をする姿は相変わらず元気そうなジェリー。ちょっと頭薄くなったけどね(失礼!笑)
ジェリーが来た後は、いきなりセレブの影がまったくなく刻一刻と時間が過ぎていきます。授賞式開始まであと15分くらいになった頃でしょうか。レッドカーペット周辺担当の警備係が、我ら"にわかパパラッチ"に会場内に移るよう指示を始めます。まだたったの二人しか写真が撮れていないのに、これじゃあ日本で心待ちにしている海ドラファンの皆さんに申し訳が立たないっ!っと、警備係と目が合わないようにしてレッドカーペットの脇で粘っていたんです。すると・・・
授賞式まであと15分!レッドカーペットはセレブ渋滞
ぉぉぉおおおっ! あそこにいるのはひょっとしてジョン・トラヴォルタ? ひぇ~本物だ~~!!・・・などと心の中で叫んでいると、それを察してくれたのか(してない、してない。笑)、ジョンが我らの方へツカツカやってきてくれて大感激! ステキだなあ。一時期メタボが凄かったですが最近減量したのか、すっかりカッコ良くなったジョン。彼が出演・製作した『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』が大好評で、エミー賞でも22ノミネートを果たしているので上機嫌のようです。
さてジョンを激写した後、ホッとひと息つこうとしたら彼の後方になんとブライアン・クランストンの姿が! ホッとしている暇などござんせん! そして、人混みに紛れて足早にレッドカーペットを通り過ぎていったのが『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウことキット・ハリントン。彼って結構小柄なんですよね。筆者の周囲の人たちはほとんど、あの"ジョン・スノウ"が目前を歩いていることに気がつかぬ様子でした。
ちなみに、ちょうどキットが歩いていた反対側に『ゲーム・オブ・スローンズ』のサンサことソフィー・ターナー、そして少し離れたインタビューお立ち台にはカリーシことデナーリス役のエミリア・クラーク(いつも笑顔で超カワイイ~!)がいたのですが、とにかく凄い人ごみなので、その時の3人は顔は合わせずじまい。
この時点で、前出の『アメリカン・クライム・ストーリー』のサラ・ポールソンもやってきます(彼女の着ていたエメラルド・グリーンのロングドレスは筆者的に今年のベストドレッサー賞に決定です!)。それだけではありません。去年のエミー賞受賞者である『トランスペアレント』のジェフリー・タンバー、『プロジェクト・ランウェイ』のハイジ・クラム、『アメリカン・クライム』のレジーナ・キングなど、レッドカーペット上はセレブ渋滞! そしてその最後を締めたのがモーフィアス・・・じゃなくてローレンス・フィッシュバーン。自分の出演しているコメディドラマ『ブラキッシュ(原題)/Black-ish』のキャストとして登場したんですが、やっぱり彼の格好、映画『マトリックス』のモーフィアスっぽくありません!?(笑)
怒濤のごとくレッドカーペットが終わり、いよいよ次はエミー賞授賞式本番! エミー賞の受賞者たちが報道陣のQ&Aに答えてくれるプレスルームへ移動です。次回のエミー賞レポートはそのプレスルームから、いつもは見られない受賞者たちの素顔も交えてお送りします。お楽しみに!
■放送情報
第68回エミー賞授賞式(字幕版)
9月24日(土)21:00よりAXNにて放送
(写真・取材・文: 明美・トスト / Akemi Tosto)