『メリーに首ったけ』ベン・スティラー、前立腺がんを患っていたことを告白

『メリーに首ったけ』『ズーランダー』といったコメディ映画で活躍し、『LIFE!/ライフ』では、監督・製作・主演の3役をこなして高い評価を得たベン・スティラーが、前立腺がんを患っていたことを告白している。米Peopleなどが報じた。

今月4日(火)、米人気ラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演したベンが、2年前に患ったがんについて打ち明けた。現在50歳のベンは48歳の時、定期検診の際に受けた前立腺特異抗原検査で、がんが見つかったという。それまで前立腺がんにかかった家族がいなかったこともあり、ベンにとっては寝耳に水だったとのこと。彼は46歳の時に同検査を受け始め、最初の検査で糖タンパク値が比較的高かったため半年後に再検査をしたところ、さらに数値が上がっていたことが分かり、MRI検査や組織を採取した詳しい検査を行うことに。その結果、前立腺がんに侵されていることが判明したのだ。

ベンは、「検査に救われたように感じているから、そのことについて話すべきだと思ったんだ」と言い、その検査を受けていなかったら大事に至っていたかもしれないとも打ち明け、積極的に検査を受けることを勧めている。

続けて、「最初、これから先に何が起こるか分からなくて、すごく怖かったよ。先が不透明で、映画に出演する予定が立てられなくなってしまうから、がんであることが発覚した時に世界の全てがストップしてしまった」ともコメントしている。

ベンは、映画『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズで共演し、同様に前立腺がんと闘ったことがあるロバート・デ・ニーロにも、病気について相談していたそうだ。その後、ベンは前立腺を摘出して、無事にがんを克服している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ベン・スティラー
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