Netflix版『赤毛のアン』、アンら3人のキャストが決定

Netflixとカナダのテレビ局CBCが時代を超えて愛されるルーシー・モード・モンゴメリーの不朽の名作小説「赤毛のアン」を原作にした新ドラマシリーズ『ANNE(原題)』を制作することは以前お伝えした通り。このほど、主人公アンを含めたキャラクター3人のキャスティングが発表された。米TV Lineが報じている。

1890年を舞台に展開し、身寄りのない少女アンがさまざまな困難や課題に立ち向かいながら、自分の居場所を求めて懸命に生きる愛と青春の物語。孤児院や他人の家での不遇な幼少時代を経て、年配の独身女性とその年老いた兄の家に運命のいたずらで引き取られるところから始まる。13才のアンはやがて、持ち前の生命力と傑出した知性、豊かな想像力で、里親はもちろん、彼らが暮らす町の人々の人生をも変えていく。

アンの新しい物語で主役に抜擢されたのは、新人女優のエイミーベス・マクナルティ。アイルランド生まれの彼女は、アイルランドのTVドラマ『Clean Break(原題)』や、ケイト・マーラ(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)主演の映画『Morgan(原題)』などに出演している。また、アンの養母マリラ役でジェラルディン・ジェームズ(『Utopia -ユートピア-』)、養父マシュー役でR・H・トムソン(『クロエ』)の出演も決定した。

初回演出を手掛けるのは、『クジラの島の少女』でサンダンス映画祭の観客賞などを受賞しているニキ・カーロ監督。ミランダ・ドゥ・ペンシエ (『人生はビギナーズ』) が自身の製作会社ノースウッド・エンターテインメントを通してプロデュースし、『ブレイキング・バッド』の脚本家として知られるモイラ・ウォリー=ベケットが第1シーズン全話の脚本を担当する。

CBCが製作する本作は、「原作小説に忠実」に描くのはもちろんのこと、フェミニズムや偏見、いじめといった問題についても追及していくとのこと。(海外ドラマNAVI)

Photo:1986年の映画版『赤毛のアン』
©Mary Evans/amanaimages