2017年夏公開の『スパイダーマン』シリーズ最新作『Spider-Man: Homecoming(原題)』で主演を務める3代目スパイダーマンのトム・ホランドが米The Hollywood Reporterのインタビューに応え、オーディション当時の様子などを明かしている。
世界中の子供たちに人気のヒーロー、スパイダーマンを演じることになったトムだが、彼自身もスパイダーマンのファンだったようで、「赤ちゃんの頃から数えて30着以上のコスチュームを持っていたよ。ベッドシーツもスパイダーマンだった。2年前、あるオシャレな仮装パーティーに参加したんだけど、その時もスパイダーマンの格好をして行ったんだ。周りから見たら絶対バカっぽかっただろうね(笑)。それから1年後に新作が製作されると知って、エージェントに"どうにかオーディションに参加させて欲しい"って頼み込んだんだ。そしたら既に自己PR用の動画を撮るように言うつもりだったと教えてくれたんだ」と、まさに、『スパイダーマン』出演は幼い頃からの悲願だったという。ちなみに、トムは子どもの頃に体操を習っており、動画には宙返りをしながら自己紹介をしている姿を収めて、マーベルにアピールをしたようだ。
その後、審査が進んでいくオーディションの様子については「映像審査の時、残っていた6人の候補者が部屋で待機していたことがあったんだ。まるで『ハンガー・ゲーム』のような気分だったよ(笑)みんな本当に、本当にこの役をほしいと思っていたから、微妙な空気が流れていたね」と、参加者も本気だった故、ピリピリしたムードになっていたという。
その厳しい審査を経て見事念願のスパイダーマン役を勝ち取ったわけだが、スタジオやエージェントからは何の知らせも受けなかったようで、「ベッドの中でInstagramを見ていたんだ。オーディションから1カ月が経っていた時だね。その中にマーベルの投稿があって、HPを見れば次のスパイダーマンが分かるって書かれていたんだ。それで、自分のPCでHPを見たら、そこには"新スパイダーマンはトム・ホランド"って文字があったんだよ。飛び跳ねて喜んだね」と、文字通り自分の目で結果を確認し、結果を受け取ったのだった。
また、かつてスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアやアンドリュー・ガーフィールドとは会ったことがないというが、「僕には彼らが残してくれた5本の映画があって、そこからイメージできるんだから本当に幸運だよ」と、先輩たちの映画を見直し撮影に臨んだことも明かしている。
最後に、これからの目標として、レオナルド・ディカプリオやマーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノ、トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、アレハンドロ・イニャリトゥらと共に仕事をすること、そして5年以内にインディーズの長編映画で監督を務めたいと、意気揚々に語っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:トム・ホランド
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