人気アニメ映画『カンフー・パンダ』の盗作を訴えていたジェイミー・ゴードンが、通信詐欺と偽証容疑で有罪判決を受けたことが分かった。米Hollywood Reporterなどが報じている。
2008年に公開された『カンフー・パンダ』は、古代中国を舞台に、脱獄した悪のカンフー使いタイ・ランに対抗するため選ばれた小心者パンダのポーが、達人のシーフー老子に弟子入りしてカンフーマスターを目指すアクション・コメディ。ハリウッド版ではジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェンら豪華俳優陣が声優を務めたことも話題になった。
そんな本作を盗作だと訴訟を起こし、和解として製作会社のドリームワークス・アニメーションに対し数百万ドルの支払いを求めていたマサチューセッツ在住のゴードンが通信詐欺と偽証の罪で有罪判決を受けた。
検察官は、ゴードンが本作のキャラクターの図面を自ら作成し、裁判での宣誓証言で度々嘘の供述をし、パソコンに残っていた証拠を隠滅したと伝えている。また、ゴードンが作った類似のキャラクターと物語は、ドリームワークスの映画とはほとんど共通点はないものだったと明かしている。
米Deadlineによると、来年3月30日に宣告される刑として、最高25年間の懲役か、ドリームワークス・アニメーションに対し50万ドル以上の損害賠償支払いが命じられる可能性が高いとのこと。(海外ドラマNAVI)
Photo:『カンフー・パンダ3』プレミア
(C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net