ドルフ・ラングレン、『ARROW』の役は『ロッキー』のドラゴの30年後?

米CWの人気ヒーローアクションドラマ『ARROW/アロー』のシーズン5で、主人公オリバー/グリーンアローと対立する強敵を演じるドルフ・ラングレン(『ロッキー4/炎の友情』)が、米Varietyのインタビューで自身の役について語った。

『ARROW』は、孤島で地獄のような5年間を生き抜いたオリバー(スティーヴン・アメル)が街に帰還し、父との約束を果たすため、街を汚した悪人たちを制裁していくところから始まった。この5年の間に起きた出来事や出会った人たちは各シーズンのオリバーに大きく関わっており、現在アメリカで放送中のシーズン5は、オリバーのフラッシュバックの最後の年になる。この5年目のフラッシュバックで登場するのが、ドルフ演じるロシア政府の有力者コンスタンチン・コバール。シーズン4の最後で、オリバーは孤島リアン・ユーで出会ったタイアナ(エリシア・ロタル)との約束を果たすため、コンスタンチンを探しに島を後にしていた。

ドルフはもともと映画を中心に活躍していたが、今回の出演にあたってはドラマならではの長期間の撮影や、視聴者が徐々に役を知ることに魅力を感じたそうで、「コンスタンチンは政府につながる組織で働くやり手で、オリバーやブラトヴァ(オリバーが属したロシアのマフィア)と対立する存在だ。彼がなぜブラトヴァに復讐したいのか、この動機づけが私自身のモチベーションを高めてくれたよ」と述べている。

さらに、同じロシア人役ということで、自身の出世作となった1985年の映画『ロッキー4/炎の友情』で演じたドラゴとの共通点を聞かれると、「(コンスタンチンを)どんなふうに演じたらいいか分からなかったから、ロシア人であることを意識してドラゴのように振舞っていたんだ。彼の強さと危険な感じはコバールと似ていたからね。そして、多くの痛みと苦難を経験してきたからこそ、彼はより魅力的で表現力が豊かになったのだろうと気づいた。ドラゴはまるで若い訓練生のようだった。訓練をして、戦いに行き、役員学校に行く。そしたら30年後はコバールになっているかもしれないね」と、自身にとって二つの役は切っても切れない強い繋がりがあるのだと明かした。

ドルフが出演する『ARROW/アロー』シーズン5は、米CWにて放送中。11月28日(月)からは、4夜連続で『ARROW』『THE FLASH/フラッシュ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』『SUPERGIRL/スーパーガール』のクロスオーバーエピソードが放送される。(海外ドラマNAVI)

Photo:ドルフ・ラングレン
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