『ウエストワールド』エヴァン・レイチェル・ウッド、自殺未遂をした過去を告白

米HBOのSFドラマ『ウエストワールド』で、ドロレス役を好演中のエヴァン・レイチェル・ウッド。14歳の時に出演した『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネート、その後も全編ビートルズの楽曲で綴られたミュージカル『アクロス・ザ・ユニバース』やウディ・アレン監督作『人生万歳!』、『トゥルーブラッド』といったヒット作品で活躍し続けているが、性的虐待を受けたこと、自殺未遂を図った過去を告白した。

米Rolling Stoneのインタビューに応じたエヴァンは、「身体的、そして精神的にも性的虐待を受けたわ」と語り、その後自身のTwitterアカウントにて詳細を明らかにした。「えぇ、レイプされたことがあるわ。当時付き合っていた恋人と、別の時にはバーのオーナーにね」と二度の性的虐待の被害にあっていたことを告白。

そして、22歳の時に自殺未遂を図ったことはこの虐待が原因の一部であったことも認めており、性的虐待の被害者はそのことをオープンにすることが大事だともコメントしている。「私は決して恥じることはないでしょう。人々が黙っていることができる時代に生きているとは思えません。私たちの世界は、暴力的な偏見と性差別を伴った状態ではないのです。私はまだここにいます。生きています。幸せです。私は強い人間です。でも、まだ大丈夫ではないのです」と心に傷を抱えたままだが、同じように被害にあった人たちは辛いこともオープンにすべきだと訴えた。

インタビューでは他にも2007年から2011年まで交際していたマリリン・マンソンとの出会いやバイセクシャルをカミングアウトした当時のこと、2014年に離婚したジェイミー・ベル(『リトル・ダンサー』)との間に生まれた長男のことなどを語っている。

エヴァンの出演するHBOのヒットシリーズ『ウエストワールド』はスターチャンネルにて毎週木曜日23:00より放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:エヴァン・レイチェル・ウッド
Megumi Torii / www.HollywoodNewsWire.net