ポール・ウォーカーの死から3年、『ワイルド・スピード』共演者たちがメッセージ

『ワイルド・スピード』シリーズをはじめ数々のヒット作品に出演したポール・ウォーカーの悲劇的な交通事故から3年が経った。ポールがこの世を去った後も作品を作り続けている共演者たちが、天国のポールと彼の家族にメッセージを送った。英Digital Spyが伝えている。

本作の主演の一人で、たびたびポールとの友情を語ってきたドミニク役のヴィン・ディーゼルは、命日の11月30日限定でFacebookのカバー写真を自身とポールの横顔が並ぶコラージュ画像に変更し、追悼の意を表した。一方、ドミニクの妹で、劇中ではポールと夫婦役を演じたミア役のジョーダナ・ブリュースターはTwitterを更新し、「あなたが恋しいし、毎日あなたのことを想っているわ #paulwalkerforever(ポール・ウォーカーよ、永遠に)」と、彼への思いを綴った。

テズ役のリュダクリスは、ポールが車に腰かけた写真に、"ALWAYS IN OUR HEARTS(心の中にいつまでも)"という文字が入った画像をInstagramに投稿し、「彼のことは決して忘れない」と、コメント。また、ローマン役のタイリース・ギブソンは、同サイトにポールの画像や映像を集めた動画を投稿。「11月30日、俺らは一人の天使を失った。ポールは誰よりも尊敬の気持ちを持ってみんなのことをいつも気にかけ、彼がみんなにとって大切な存在だと感じさせてくれる努力をしていた。心から恋しく思っている」と、ポールがみんなに愛される理由について綴り、「世界中で祈りをする人たちに、彼の娘であり俺らにとっても姪のような存在のメドウと、彼の弟であるコーディーとケイレブ、彼の両親、そして文字通り彼と毎日一緒にいた親友のローランドとブランドンにも祈りを届けてほしいとお願いしたい」と、彼の家族や友人のことも気にかけた。

コーディーとケイレブは、シリーズ7作目『SKY MISSION』の製作中に亡くなった兄ポールに代わりブライアン役で出演。彼らの顔にCGを被せることで何とか映画を完成させたのだ。二人は米Entertainment Tonightの取材で、新作映画にもブライアンが登場する可能性があることを明かした。ケイレブは、「1時間前にヴィンから電話をもらってこのことについて話していたよ。彼は僕らの気持ちも気にかけてくれていた。彼は、『ワイルド・スピード』にはまだブライアンの魂が残っていることをファンに伝えるために、ポールのキャラクターを登場させてもいいかと聞いてくれたんだ」とヴィンとのやりとりを明かし、続けてコーディーも「ユニバーサルは、ポールや彼のイメージ、それから彼の家族を尊重したいと言ってくれたよ」と、明かした。

ポールの魂と共に製作される『ワイルド・スピード』シリーズ8作目は、2017年4月に全世界で公開される。(海外ドラマNAVI)

Photo:ポール・ウォーカー
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