『ブレイキング・バッド』ブライアン・クランストン、英舞台デビュー!

『ブレイキング・バッド』のウォルター役で知られ、数々の賞を受賞している演技派俳優ブライアン・クランストンが、イギリスで舞台デビューをすることになった。英BBCによると、ブライアンが出演するこの作品は、1976年にアメリカで製作された『ネットワーク』。その年のアカデミー賞やゴールデングローブ賞の主演男優賞、主演女優賞など、多数の部門で賞を総なめにした傑作映画である。

ストーリーは、こうだ。大手テレビ局の報道番組で長年ニュースキャスターを務めているハワード・ビールが、視聴率の低下に伴い解任されることになる。そのことを苦にしたハワードは、生放送中に公開自殺を予告してしまい、即刻解雇となる。が、このことがきっかけで、エンターテイメント番組に移動となり、その新番組は、驚異的な視聴率を記録することになる。そして、物事が進んでいく中で、驚愕のラストシーンが待ち受けているのだが、主人公ハワードを演じるのがブライアンだ。

彼自身は、2014年にトニー賞演劇部門主演男優賞を受賞した『ALL THE WAY(原題)』でブロードウェイデビューをしているが、今回はイギリスの名誉あるロイヤル・ナショナル・シアター:リトルトン・シアターでの舞台デビューとなる。なお、ブライアンが、リンドン・ジョンソン元大統領を演じた『All The Way』は2016年に『オール・ザ・ウェイ JFKを継いだ男』としてスティーブン・スピルバーグ(『マイノリティ・レポート』『ジュラシック・ワールド』)を製作総指揮に迎え、テレビ映画版にもなっている。

今年、60歳になるブライアン。長時間のセリフ暗記に加え、かつミスの許されない舞台は大変な集中力と体力を要するが、生のブライアンの名演技を見られるのは楽しみである。舞台版『ネットワーク』は今年11月に開演予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:ブライアン・クランストン
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