米AMCで放送中の大ヒット・ゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』で、第1話の過激なシーンが物議をかもしたシーズン7前半。そんな中、本作でダリル・ディクソンを演じるノーマン・リーダスにとって、第1話の後の撮影もしんどい体験となっていたようだ。
(以下は、シーズン7前半のネタばれを含みますので注意してください)
シーズン7の第1話で、救世主と呼ばれる一団の指導者ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)に二人の仲間を惨殺されたリックたち。その後、生存者の仲間たちは散り散りになってしまう。
この展開について、米Entertainment Weeklyのインタビューに応えたノーマンは、「登場人物に試練を与えるために、仲間から切り離すのは分かるんだけど、俺の場合、誰にも会えなかった。素っ裸にされて独房に閉じ込められていたんだ。こんな事があっていいとは思えなかった」と話している。
そこでノーマンは、製作総指揮者のスコット・ギンプルに、「これってサイテーですよ。ひどすぎます」と訴えた。するとギンプルは「そう感じればいいんだ」と答えたのだとか。
「"あ、そうきたか"と思ったよ。ギンプルの言う通りだ。(ダリルの置かれた境遇は)サイテーであるべきなんだ。実際、俺にとって本当にそうだった。おかげで、(シーズン7前半の最後で)仲間の元に戻った感慨はひとしおだった」と話すノーマン。「『ウォーキング・デッド』の真骨頂は、生存者たちが一丸となって行動している時」と言うノーマンにとって、仲間と会えない撮影が続いたのは、とても辛かったようだ。
なお先月には、モーガン・ジョーンズを演じるレニー・ジェームズも、ロケ撮影の場所がバラバラで、出演者同士が会うことがなかったために、撮影は「最悪だった」と話したことが伝えられていた。
合流した生存者たちのこれからが気になる『ウォーキング・デッド』シーズン7後半は、FOXにて2017年2月13日(月)よりスタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン7、ノーマン・リーダス
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