『タイム・アフター・タイム』リブートドラマ、5話で放送打ち切り

古典SF小説「タイムマシン」で有名な小説家H・G・ウェルズが、"切り裂きジャック"を追跡するドラマ『Time After Time(原題)』。米ABCで放送されていた本作が、視聴率不振のため5話をもって放送打ち切りとなった。

米Deadlineなどが報じたところによると、本作の平均視聴者数は220万人、視聴率は本放送+同日放送で0.5レーティング(18-49歳層)と極めて不振。放送打ち切り後、制作済みの残りエピソードを放送する予定は今のところないという。

『Time After Time』は、カール・アレクサンダー作の原作小説と、1979年の映画『タイム・アフター・タイム』(ニコラス・メイヤー監督)に基づくリメイク。主人公ウェルズと、殺人鬼の"切り裂きジャック"が、現代のマンハッタンを舞台に追跡劇を繰り広げる筋立てだった。

脚本/製作総指揮を担っていたのは、『ドーソンズ・クリーク』『ヴァンパイア・ダイアリーズ』『ザ・フォロイング』などの作品を手掛けてきたケヴィン・ウィリアムソン。また、フレディ・ストローマ(『ハリー・ポッターと謎のプリンス』)がウェルズを、また、ジョシュ・ボウマン(『リベンジ』)が切り裂きジャックを演じた。

アメリカでは昨年秋から米NBCで放送中の『タイムレス』や、Netflixで配信中の『トラベラーズ』と、時間SFものが流行っている。しかし『Time After Time』は、早くも競争から脱落することとなった。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジョシュ・ボウマン
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