『トレインスポッティング』作者、英国のクラブカルチャーを描くTVシリーズを製作へ

90年代ポップ・カルチャーの代名詞で社会現象まで引き起こした映画『トレインスポッティング』の原作者アーヴィン・ウェルシュが、文化や音楽の革命を描く新作TVシリーズ『Ibiza87(原題)』の脚本を手掛けることが分かった。英Mixmagが報じている。

本作は人気DJのニッキー・ホロウェイ、ポール・オークンフォールド、ダニー・ランプリングらの1987年のイビサ島での休暇から物語が始まり、後に彼らがアシッドハウスで英国に一大ムーブメントを巻き起こす様子を描く。ウェルシュとともにディーン・キャバナー(『Wedding Bells(原題)』)が脚本を、レオ・パールマン(『アイ・アム・ボルト』)とダニー・ポッツが製作を務める。

プレスリリースでは、「『Ibiza87』は、ドラッグ、莫大な富、暴力、逮捕などジェットコースターのように激しい浮き沈みのある英国音楽の素晴らしい時代を描く年代史です」と述べられ、本作の主要人物の一人であるポールは、「この企画にとても興奮している。今の時代のみんなが知るダンス・ミュージック・クラブやフェスシーンの誕生を描くこのドラマは、俺たちのイビザへの旅行から30周年記念にもなっているんだ」と本作の製作を喜んでいる。また、ニッキー、ポール、ダニーは本作のためにアシッドハウスのサウンドトラックを書き下ろすという。

ウェルシュの代表作である『トレインスポッティング』の続編、『T2 トレインスポッティング』は4月20日(土)よりロードショーとなる。主演のユアン・マクレガーはもちろん、監督のダニー・ボイル、脚本のジョン・ホッジとオリジナルのスタッフキャストが再集結している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『T2 トレインスポッティング』