ベネディクト・カンバーバッチ、実在する犯罪者を演じることに

英国出身でハリウッドでも大活躍している人気俳優のベネディクト・カンバーバッチ(『SHERLOCK/シャーロック』)が、新作映画でロックフェラー一族の血縁者になりすました犯罪者役を演じるために交渉中であることがわかった。米Varietyが報じた。

本作はジャーナリストで作家のマーク・シールの著書をもとに、ロックフェラー一族の名を使ってウォール街で仕事をし、結婚もしていた詐欺師クリスチャン・カール・ゲルハルトシュライターの人生を描く。自身を名家の出身と偽り富豪の女性と結婚した彼だったが、離婚の際に娘の親権を巡って元妻と争っていた最中に娘を誘拐し、逮捕された。このことをきっかに、1985年に起きたソーハス夫妻失踪事件への関与が疑われ、2013年に第1級殺人罪で有罪判決を受けた。

脚本にデヴィッド・バー・カッツ(『ペストはカメレオン』)、プロデューサーにドナルド・デ・ライン(『バーレスク』)を迎えることも決まっているが、撮影の日程については未定だ。

ベネディクトがマーベルのスーパーヒーローを演じた『ドクター・ストレンジ』は、彼にとってヒット作の一つに加わり、全世界の興行収入が6億7760万ドル(約738億円)を超えた。

人気者のベネディクトは待機作が多く、発明王エジソンに扮する新作映画『The Current War(原題)』、英国の人気作家マット・ヘイグの最新作が原作の映画『How to Stop Time(原題)』、英BBCのTV映画『The Child in Time(原題)』などが控えている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ベネディクト・カンバーバッチ
(C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net