ブラピの個性的なランニング姿は監督直伝?!『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』来日記者会見

5月26日(金)よりNetflixで全世界同時オンラインストリーミングとなるNetflixオリジナル映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』。この新しいスタイルの戦争アクション・エンターテイメント映画の配信に先駆け、主演とプロデューサーを務めるブラッド・ピット、監督および脚本を担当したデヴィッド・ミショッド、そしてプロデューサーのデデ・ガードナーとジェレミー・クライナーの4人が来日し、 会見に登壇した。

開始時刻になると、活気のある映画の音楽と共に4人が登場。日本に着いてわずか数時間しか経っておらず、長旅でお疲れかと思いきや、カメラを向ける取材陣に笑顔で応えた。MCの歓迎の声に対しブラッドは「日本に戻って来られて嬉しいな。いつも温かく、優しく迎えてくれてありがとう。誇りに思っている作品だから、楽しんでいってね」とコメント。

ブラッドが演じてきた中でも、なかなか癖の強いキャラクターとなった主役のマクマホン将軍だが、あの形に至るまでの経緯についてブラッドは「監督のミショッドと一緒に作っていった役だけど、話し合いの中で何度も笑ったなあ。戦争の滑稽さや愚かさを見せるためにも、彼自身に滑稽さが必要だったんだ」と語った。

さらに予告編でも密かに注目されていた個性的なランニング姿について「走り方は、ミショッドがああしてくれって言うから、真似しただけだよ。でも、短いパンツは僕のアイディア。皆も履いてみてよ。ぜひ一緒に。男性同士、一致団結してさ! だめ?」と、子どものようにすねた顔でおどけてみせた。さらにはミショッドが「短パンを用意して、上がるとこまで上げたらできるよ。とっても簡単だね」と、マクマホン将軍スタイルを作るためのジェスチャー付きの指導まで入れ、会場は笑いに包まれた。

場が温まったところで、なぜこの作品を製作しようと思ったのかが「真面目な話の時間になるね」との前置きの後、ミショッドの口から語られた。「私たち(アメリカ、オーストラリア)は現在アフガニスタンに対して16年間も戦争に関わっていて、僕も戦争についての文献をあたるうちに、なぜこんなにも長引いているのか疑問に思ったんだ。賢明で能力のある人がいる中で、なぜこの戦争の先に勝利があるふりをしているのか、と」。そして、この疑問に対し「根底には、本作の主人公が野心や理想を求めるばかりに、現状からかけ離れてしまったように、人間の妄想があるんだ」という一つの答えが、作品に繋がったようだ。

続いてプロデューサーの二人に、関わる作品を選ぶ際の方針の質問がされた。ガードナーは「ストーリーが一番大事。我々がやりたいと思えるか、この世界を反映してるか、独自性があるか、そして何かをちゃんと物語ってるか。見てもらえるかっていうのもあるけど、それが全てではないわ。この映画を撮らないと死んでしまう、後悔してしまう、と感じることのできる映画を作りたいの」とコメント。クライナーもそれに大きくうなずき、「著者の視点とか意見が伝わるような道づくりをしたいんだ。今回なら著者のマイケル・ヘイスティングスが製作時に言ってくれたような、『戦争を美化してはいけない』という彼の意図とかね」と続けた。

今回、初めてタッグを組んだミショッドに対しブラッドは「髭を剃り忘れてることがあるけど(笑)、心が広くてとてもいいリーダーだと思うな。原作だけある最初の時点では、どういう方向で行くのか見当がつかなかったんだ。でも彼は、とても素晴らしいもの(脚本)を書いてきてくれた。実際の仕事も気持ち良くできたし、自分のビジョンを持っている彼を尊敬してるよ」と評価。また、本作をプロデュースしている、ブラッドが代表を務める製作会社プランBのガードナーとクライナーについて「僕ばかりが目立ってしまっているけど、実際に働いてるのはこの二人だし、誰かが抜けたら会社は動かなくなっちゃうな」と信頼を寄せている様子を見せた。

この映画は、劇場公開ではなくNetflixで配信される。その点についてブラッドは「正直言ってNetflixと組んでいなかったら、こういうチャレンジングなものは作れなかった。共にリスクを負って、いいストーリーを世に出している。素晴らしいことだと思うよ。大胆なものを作れたし、嬉しくて満足してるんだ」と語った。プロデューサーの二人も「これほどいいパートナーはいない」と絶賛。今後も配信による映画が増えていきそうな予感がした。

ブラッドは最後に、ファンに向けてのコメントを求められ「じゃあ、一曲歌おうかな。何かリクエストある?(笑)うそうそ、歌が歌えたら俳優やってないよ」と冗談を飛ばした後、優しいほほえみと共に「どうも、ありがとう」と日本語で答え、会場を後にした。

軍事力だけでは解決できない現代の戦争の裏側を、ブラックユーモアたっぷりに、そして時にシリアスに描くNetflixオリジナル映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』は5月26日(金)より全世界同時配信。

Photo:『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』来日記者会見