『ワイルド・スピード』ジャスティン・リン監督、ブルース・リーにインスパイアされたドラマを制作

大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』やクライム・ドラマ『SCORPION/スコーピオン』で知られるジャスティン・リン監督と、『Banshee/バンシー』『あなたを見送る7日間』などで知られるクリエイターのジョナサン・トロッパーが新たな犯罪ドラマを製作することが明らかになった。米Deadlineが報じている。

全10話構成で、タイトルは『Warrior(原題)』。中国系の武道家、俳優、映画プロデューサーとしても活躍したブルース・リーを題材にした作品だという。同作は元々2015年にCinemaxが製作を始め、2016年夏にパイロット版がオーダーされていた。

リン監督は、同作について以下のように語っている。「長い間、ブルース・リーが、アジア人のためにエンターテイメント業界の扉を開く先駆的な努力をしてきたことに対して、彼を尊敬していました。そこに(自分と同じPerfect Storm社のプロデューサーの)ダニエル・ウッドロウが未だかつて製作されていない都市伝説であるブルース・リーを元にしたテレビ番組を作らないか、と話を持ちかけてきたのです。そしてブルース・リーの娘であるシャノン・リーが、亡くなったブルースの脚本を私たちに見せてくれたのです。彼の脚本は、ブルースらしいユニークな哲学に満ちてあふれており、映像では描写されにくい視点を通して描かれていました。それで私とダニエルは、作らなければならないと思ったのです」

同作は、19世紀後半を舞台にサンフランシスコのチャイナタウンで起こる、在米中国人の秘密結社同士による卑劣な抗争"堂戦争"をモデルにしたアクション満載の犯罪ドラマになるという。撮影は、今年の秋から南アフリカ共和国のケープタウンで開始する予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジャスティン・リン監督
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