海に選ばれ、愛された少女モアナの冒険と心の成長を描いた『モアナと伝説の海』のMovieNEXが7月5日（水）に発売される。これを記念し、ブルーレイ特典ディスクに収録されるボーナス映像の中から、監督のジョン・マスカーとロン・クレメンツによる未公開シーンの解説が解禁となった。
2017年のアカデミー賞で長編アニメーション賞と歌曲賞にノミネートされた本作だが、ビートを軽快に刻みながらも、キャラクターの繊細な感情の伝わる楽曲を生み出したのは、ミュージカル界で注目を浴びているリン＝マヌエル・ミランダ。主演、脚本、作詞作曲などを手掛けたブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』で、トニー賞史上最多の13部門16ノミネート、11部門受賞という偉業を達成した"若き天才"である。
主役モアナの声を担当したのは、チャリティーイベントで歌っていたところを、配役決めのエージェントに発掘された、ハワイ出身の新星アウリイ・クラヴァーリョ。ほかにも、『ワイルド・スピード』シリーズのドウェイン・ジョンソン、『レギオン』のジェマイン・クレメント、『スター・ウォーズ エピソード2／クローンの攻撃』のテムエラ・モリソンなど、演技派俳優たちが脇を固めた。
こちらの映像では、制作初期の段階で存在していた6人の兄と共に、モアナが舟のレースに挑む姿が収められている。男だけのレースのはずなのに、先頭を切って現れたモアナの姿にギャラリーは驚きの表情。兄妹を描くことで、彼女の負けず嫌いで男勝りな性格をより強調していたようだ。その後、人物設定が一人っ子に変更となり、このシーンはカットに。このような過程を経て、モアナは本編のような愛と勇気に溢れた女の子に仕上がった。
続いては、モアナと旅のパートナーである半神半人のマウイが、海底の魔物の国「ラロタイ」へと潜入するシーン。本編では巨大なカニのモンスター、タマトアが彼らの敵として立ちはだかるが、構想の段階では、それに加えて凶悪な八つ目のコウモリも登場していたようだ。コウモリの目を欺くべく、二人がとった行動とは...？ ここに出てくるコウモリは、実は本編でも登場しているので、二つを見比べて楽しみたい。
今回公開された映像のほか、制作の舞台裏や未公開シーンなどが楽しめる『モアナと伝説の海』のMovieNEXは7月5日（水）発売。6月28日（水）には先行デジタル配信が開始される。
Photo：『モアナと伝説の海』
(C) 2017 Disney
