『トランスフォーマー/最後の騎士王』イザベラ役イザベラ・モナー直撃インタビュー!

監督マイケル・ベイ、製作総指揮スティーブン・スピルバーグのタッグで贈る、過去4作の興行収入が約4200億円を超える大ヒットシリーズの最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』が本日8月4日(金)より公開される。

主人公ケイド・イェーガーと出会うストリートキッドのイザベラを演じるのは、ドラマ『100 オトナになったらできないこと』でCJ・マーティンとして主演するほか、シンガーソングライター、ダンサー、ウクレレ奏者などの顔も持ち、新作映画『Soldado(原題)』でベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリンと共演することも決まっている若手女優のイザベラ・モナー。役との共通点や撮影の思い出、そして共演者たちについて語ってもらった。

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――ジャパンプレミアも無事に終えましたが、来日したご感想は?

とってもクールね。ホテルからの景色も東京タワーとかが見えて素敵だし、初日は明治神宮に行ったり、ファッションのお店を回ったり、ショッピングに行ったりしたの。それに昨日はとても美味しい和食を食べたわ。

――ジャパンプレミアでセクシーなドレス姿を披露していましたが、今日のファッションもお似合いです。

私は日々違うものをと思って、ファッションをとても楽しんでいるの。ファッションが趣味だし、こういうものを追求したい。いつの日かスタイルアイコンになれたらいいなとちょっと思ったりもしてるのよ(笑)

――ファッション好きなら、ぜひ原宿へ行くことをお勧めします(笑)

オーケー! 原宿ね。今度行ってみるわ。

 

――ちょうど日本で『100 オトナになったらできないこと』が放送されていたのですが、今回演じた役の印象と大きく違うことに驚きました。

そうね。この映画では全然違うタイプのキャラクターということもあるし、今回はクリエイティブな面での自由があったと思うわ。イザベラというキャラクターはこれまで演じてきたものとあまりにも異なるから、私に役者としての幅がちゃんとあるということが分かってもらえるんじゃないかな。次作の『Soldado』で演じるのもとてもタフなキャラクターで全然違った役なの。同じタイプの役しか演じられないとは思われたくないから、役者として尊重してもらえたらと思うわ。

――今回の役名はイザベラと、ご自身と同じで、何だか運命的ですね。

全くの偶然だけどね(笑) 脚本を読んだ時に、同じ名前だったので、私がやるべき役なんだ!という風に思ったの。変な話だけど、『Soldado』での役名もイザベルだから、ちょっとビックリしたわ(笑)

 

――イザベラというキャラクターはオートボットと暮らしていたり、メカに強かったり、スクィークスとバディを組んでいたりと、ボーイッシュな面が押し出されたキャラクターですね。演じてみてどう感じられましたか?

私自身もボーイッシュだけど、綺麗な服を着るのも好きだし、今日みたいにオシャレをするというのは女性らしい人じゃないとしちゃいけないということではないと思うの。綺麗なものを着るというのは、男の子っぽくてもいいんじゃないかなとね。私とこの役とはいろいろと共通点があるんだけど、彼女の方がよりもっと強いかな。お互いにしっかりとした意見を持っているんだけど、私はいつ言うべきかをちゃんと心得ているので、そこはまた違うと思う。一番の共通点は、どちらもスクィークスが大好きということね(笑) 私はスクィークスのことを"リトル・ブルー"と呼んでるのよ。

 

――ハリウッドのヒットメイカーであるマイケル・ベイ監督との仕事はいかがでしたか?

本当に素晴らしい人で、自分の仕事をすごく愛していて、情熱がとにかくすごいの。彼の情熱は周りの人間に広がっていくのよ。それがマイケル・ベイらしさなのかな。それに、とても魅力的で心をつかむ映像を作ることに長けているのよね。

 

――『トランスフォーマー』シリーズはCGIだけに頼らない迫力あるアクションシーンが魅力ですが、撮影の思い出や大変だったことは?

アクションシーンの撮影でいつも怖かったのは、走る場面でちゃんとマーク・ウォールバーグに追いついていけるか不安だったことね。追いつけなかったら爆発で吹き飛ばされちゃうから(笑) とにかく爆発の音がすごくて、撮影現場には常に耳栓が用意されていたの。爆発のない日は一日もなかったわ。

 

――トランスフォーマー同士のアクションシーンが同シリーズの見どころの一つですが、今回は女性のキャラクターが鍵になるなどこれまでと少し違う点もありましたね。

ローラ(・ハドック)が演じるヴィヴィアンも本当に重要なキャラクターよ。彼女がいなければこの作品は成り立たなかったと思うぐらい、パズルの重要なピースだと感じたわ。そのヴィヴィアンとは違って、私が演じるキャラクターはパズルのピースというよりは、観客に伝えるメッセージ的な役割になっているかな。年齢とか人種、性別、それに身長とか(笑) そういったことを問わず、ちゃんと自立して自分自身を救うことができる能力があって、そうでありながらハートも持っているキャラクターなのよね。人間的な感情も持っている子だから涙を流すシーンもあるんだけど、そういう人間的な要素を備えながら、とてもタフで力強いキャラクターで良い人であるという、メッセージ性のあるキャラクターだわ。この作品のメッセージは、何か困難や問題に直面した時でも、必ず過去から学べることがあるということなんじゃないかな。過去を知ってこそ前に進んでいくことができるということを語っているんだと思う。

 

――ヴィヴィアン役のローラ・ハドックとはジャパンプレミアでも一緒に登壇しましたが、共演した印象は?

私が崇拝して憧れるとても素敵な人ね。彼女はいろいろなことを同時にこなしているのよ。マイケル・ベイに抜擢される直前に出産して母親になったというのもあるし、子どもの世話をしながらずっと仕事もしていたのよね。本当に完璧だと思うし、話し方も素敵で見習いたいなと思っているの(笑) 側にいるだけですごく喜びを感じられる素晴らしい女性で、現場でも一緒にいられてとても嬉しかったわ。とにかく彼女といるとポジティブな気持ちになれるの。それと、映画の中でずっとヒールで走ることができるのが本当にすごいと思ったわ(笑)

――マーク・ウォールバーグ、アンソニー・ホプキンスとの共演はいかがでした?

マーク・ウォールバーグとは、最初の少年たちを救うシーン以外、私が出ている場面ではほとんど一緒だったのよね。本当に父親のように接してくれたし、とても面倒見が良くて全員に配慮してくれる素晴らしい人だったわ。アンソニー・ホプキンスとは今回は一緒に芝居をする機会はなかったんだけど、オフを一緒に過ごしたの。親切で愉快で、サーという称号を持っているとは思えないような気さくな人だったわ。とにかく周りの人全てを尊重して敬意を払ってくれて、常にそういう姿勢で接していたの。彼は全員の名前を覚えていて、毎晩、仕事が終わる時に一人ひとりにちゃんと挨拶をするの。そういう姿勢を見て、本当に憧れたし、いい刺激を受けたわ。

 

――バンブルビーのスピンオフの製作が決まっていますが、イザベラ、バンブルビー、スクィークスの3人で冒険するエピソードなども見てみたいです。

そうなれば最高よね(笑) バンブルビーのスピンオフはすでに撮影が始まっていて、その作品ではヘイリー・スタインフェルド(『スウィート17モンスター』)が主役を演じているということで、同じ女性として素晴らしいことだと思うわ。今後のシリーズに関して私は全く分からないし、マイケル・ベイ監督は本作で監督を降板するそうだから、彼抜きで今後このシリーズがどうなるのか想像もできないわね。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は大ヒット公開中。

Photo:
イザベラ・モナー
『トランスフォーマー/最後の騎士王』
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