『THIS IS US』マイロ・ヴィンティミリア製作のプロジェクト3本をFOXが買収

話題のドラマ『THIS IS US 36歳、これから』で主演を務めるマイロ・ヴィンティミリアと、彼の長年のプロダクション仲間であるラス・カンディフが、米FOXに3作のプロジェクトを売ったことが明らかになった。米Deadlineらが報じている。

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売却されたのは、 『Empire 成功の代償』や『ギャング・イン・LA』で知られるロバード・ムニックによる『Cordelia(原題)』、『ガール・ミーツ・ワールド』で有名なマイケル・ジェイコブス製作の、マルチカメラ撮影によるコメディ『The End(原題)』、そして、セレブな子どもたちに迫った『Rich Kids of Beverly Hills(原題)』のクリエイター、デイヴィッド・リープソンが手がける『Committed(原題)』の3作品だ。

ムニック脚本の『Cordelia』は、マイアミを舞台にしたキューバ出身の3姉妹を中心に、その家族を描いた現代版/ラテン版「リア王」。父を心底愛している娘の一人コーディリアが、秘密や嘘、家族の複雑な関係などを突き詰めていくようになるというストーリーだ。

2作目の『The End』は、ジョーイとマーラという夫婦が主役であり、マーラの両親は彼らと同居中。最初は全く相性が合わないジョーイとマーラだが、多くの相違を乗り越えていくうちに、二人はだんだんと自分の心の変化に気付きはじめ・・・。

3作目の『Committed』は、4組のカップルを追うリアリティ番組。結婚や出産、離婚や老後のことなどに焦点を当て、リープソンとステファニー・ライデッカーがプロデューサーとして名を連ねる。

マイロとカンディフは、これらの製作総指揮を務め、『THIS IS US』のプロダクションである20世紀FOX TVが製作を行う。マイロは俳優業のみならず、これまでも『チョーズン:選択の行方』や『ビジター』など10本の映画やTVドラマでプロデューサーを務めてきた。先月も『Greenlit(原題)』というタイトルの新たな刑事ドラマを米NBCで製作することを発表したばかりだ。

ファミリードラマ『ギルモア・ガールズ』のジェス役でブレイクしたマイロ。2006年からは世界的に大ヒットした『HEROES/ヒーローズ』でピーター役を演じ、俳優のイメージが強い彼だが、カメラの裏側では製作側としても大活躍をしている。

そんな多才なマイロが出演する『THIS IS US 36歳、これから』は、NHK総合にて毎週日曜日23:00に放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:マイロ・ヴィンティミリア
(C)NYKC/FAMOUS