『Veep』シーズン7、主演女優のがん治療により製作が遅れることに

エミー賞やゴールデン・グローブ賞の常連である人気コメディドラマ『Veep/ヴィープ』。本作が来年放送予定のシーズン7をもって終了することは以前お伝えした通りだが、主演のジュリア・ルイス=ドレイファスのがん治療のため、製作が遅れることがわかった。米Deadlineが報じた。

製作総指揮のフランク・リッチによれば、ジュリアが乳がんの治療に専念するためにシーズン7の製作は現在一時保留にしているとのこと。

現地時間の11月15日(水)、ラジオ局SiriusXMのインタビューに答えたリッチは、「僕らは確かにドラマの製作を延期している。予定ではもうすでに始まっているはずだった。だが、いずれ撮影を始められることに期待も高まっている。もう1シーズンやれるということを、みんな本当に楽しみにしているんだよ」と、製作が予定より遅れていることを認めた。

ジュリアは乳がんを患ったことを公表しており、自身のソーシャルメディアを通じて治療を続けていることを明かしていた。乳がんの宣告を受けたのは、9月18日、エミー賞授賞式で6年連続主演女優賞(コメディ部門)に輝いた翌日のことだった。

「彼女がその強さを治療に注いでいるのを待つ間、僕たちは他のキャストとともにロサンゼルスで脚本の読み合わせをしているよ。彼女は真剣に大きな病気と戦っている。それは本当に大変なことだ。それでも、病気だけに捉われることなく、状況が許す限り仕事を続けて欲しいと思っているよ」と、リッチはジュリアへエールを送った。

リッチは10日ほど前にジュリアと会ったようで、「(ジュリア演じるドラマの主人公)セリーナ・マイヤーのように明るかった。彼女は素晴らしいサポートシステムを得ている。本当に強い人で、彼女がフルスピードで戻ってきてくれるのが待ちきれないよ」と元気そうな様子を報告している。

『Veep/ヴィープ』シーズン1~5はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Veep』より
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