米Huluがマーベルとタッグを組んだ新作『ランナウェイズ』。その主要キャストの一人、日系人のニコ・ミノルを演じる日系アメリカ人俳優の岡野りりかが、同作出演への思いを語った。米Teenvogueが報じている。
本作は、自分たちの両親がヴィラン(悪役)だったと知った10代の若者たちが、両親の行動を償うため、また彼らの秘密を探るために家から逃げ出し、団結して生きていく物語。
マーベルは、キャスティングや撮影現場などの情報漏洩がないよう厳重体制でいることから、りりかはオーディションの際にも、役柄のことをはっきり分かっていなかったという。しかし元々マーベル作品のファンだったりりかは、オーディションを受ける決意をしたという。
「このキャラクターに関しては、彼女がどういう人間なのか知っている気がしたし、彼女をどう演じたいかも分かっていた。ニコ役をやることに関しては、もう夢の様な気分よ。彼女はとても複雑で、どんなアジア人のキャラクターも、どんな人種でも肌の色でも性別でも、ニコのように描かれるべきだと思うわ」と興奮冷めやらぬ様子でコメント。
さらに「(同作の出演は)色々な顔を持つキャラクターを演じられる素晴らしい機会だと思っている。ゴス系の格好をしている裏で、ニコは両親や友人と離れて孤独なの。実際はとても弱い子なのよ。ニコのように、強い面と弱い面を併せ持つキャラクターをテレビで見られることは、すごいことだわ」と、ニコの性格について説明した。
りりかは、製作総指揮を務めるジョシュ・シュワルツ(『ゴシップ・ガール』)やステファニー・サヴェージ(『マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~』)と共に同作に関われることも、とても光栄に思っているという。(海外ドラマNAVI)
Photo:岡野りりか
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