『ダウントン・アビー』ダン・スティーヴンス、主演映画の役作りの参考にしたのはあの人形!?

『美女と野獣』や『レギオン』で、映画とTVの両方で活躍中のダン・スティーヴンス。そんなダンは新作主演映画『The Man Who Invented Christmas(原題)』で、英国の文豪チャールズ・ディケンズに扮しているが、その役作りにとある有名なキャラクターを参考にしたという。新STUFF が報じている。

『The Man Who Invented Christmas』は、1843年にディケンズが代表作「クリスマス・キャロル」を書き上げるまでの過程を描く物語。当時のディケンズは出版した作品が立て続けずに売れず、財政的な破綻にも直面していた。すでに出版社からも見放されたディケンズは、家族のために6週間で新作の完成を目指すこととなる。

同誌の取材に答えたダンは、世界的作家を演じるにあたり「ディケンズには、(『セサミストリート』にも登場する)カーミットやミス・ピギーっぽいところがあるはずだ」と、人形映画『ザ・マペッツ』から役のインスパイアを得たことを告白。

ダンは子どもの頃に毎年家族と見ていた映画が『マペットのクリスマス・キャロル』であったことに触れ、大人になった今でも慣習のように見ているという。だからこそ彼は、『The Man Who Invented Christmas』も同じように世界中に愛される作品になって欲しいと願っているのだそう。

ダンは、「ディケンズに関心がなかった人でも、『クリスマス・キャロル』のこと、それがどれだけ私たちの文化に影響を与えたかを知ることができるはずだ」とコメント。ダンは名門ケンブリッジ大学で英文学を学んでおり、ディケンズのことは常に"偉大な作家"と教えられていたというが、彼の作品を理解するために、彼自身を理解する必要はないと考えているという。それでも、「彼について詳しく調べる価値はあると思うし、人間としての本質が魅力的だと思う。ディケンズ自身を描いた映画はほとんどないしね」と、ディケンズについて力説。

続けて、「僕は、ディケンズがとても魅力的なアイディアを持ち、最も親しみやすい人柄だったと皆が思ってくれればいいな、と思うよ。彼のアイディアは、これからも生き続けるべきものだと考えているんだ」と熱く語っている。

『The Man Who Invented Christmas』は2017年11月末から12月にかけて、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、イギリスなど全9カ国で公開される予定だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:ダン・スティーヴンス&カーミット
(C)NYKC/FAMOUS