英オタクコメディ『ハイっ、こちらIT課!』米版リメイクが決定!

2006年から4シーズン続いた英チャンネル4の人気オタクコメディ『ハイっ、こちらIT課!』が、米NBCでリメイクされることがわかった。米Varietyが報じた。

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オリジナルシリーズは使えない社員が送り込まれる大企業のお荷物セクション、IT課で繰り広げられるドタバタを描いたコメディ。オリジナル版のクリエイター、グレアム・リネハンがリメイク版でも脚本&製作総指揮を務める予定で、オリジナルを基にした新たなストーリーを描くという。

オリジナル版のIT課メンバーには、ナンパが趣味のいい加減男ロイ(クリス・オダウド『Girls/ガールズ』)と社交性ゼロの変人エンジニアのモス(リチャード・アイオアディ『コミ・カレ!!』)、そしてITの知識がまったくないのに二人の上司に任命された、世渡り上手なジェン(キャサリン・パーキンソン『ヒューマンズ』)らがいた。

NBCが本作のリメイク版に挑むのは今回で3度目。一度目は2007年、ジョエル・マクへイル(『コミ・カレ!!』)とジェシカ・セント・クレア(『バーニング・ラブ』)が主演を務め、リチャードがモス役として復帰しパイロット版が製作された。そして2014年にも新バージョンのパイロット版が企画され、ビル・ローレンス(『ラッシュアワー』)、ニール・ゴードマン(『コミ・カレ!!』)、ギャレット・ドノヴァン(『コミ・カレ!!』)らが手掛ける予定だったが、話が前進することはなかった。本家クリエイターのリネハンがリメイク版に参加するのは今回が初めて。

パトリック・デイリー(『ウーナ』)とジョン・ロルフ(『チューインガム』)がリネハンとともに製作総指揮を務める。デイリーはメリル・ストリープ(『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』)やジュリア・ロバーツ(『マネーモンスター』)、ユアン・マクレガー(『FARGO/ファーゴ3』)らが豪華共演した群像コメディ映画『8月の家族たち』でも製作総指揮を務めた。

一方ロルフは現在Netflixで配信されているコメディドラマ『チューインガム』をはじめ、英国で多くのTVシリーズを手掛けている。(海外ドラマNAVI)

Photo:クリス・オダウド
(C)PHIL ROACH/FAMOUS