ロンドンの高級テーラーは、実はどの国にも属さない世界最強のスパイ機関だったという設定で大ヒットしたアクション映画の第2弾、『キングスマン:ゴールデン・サークル』。日本では1月5日(金)に公開されると、土日2日間で動員224,480人、興収330,168,400円と、前作の公開3日間の2倍以上の興収を記録。それを記念し、本編映像の一部が届いた。
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今回解禁となった映像は、世界を救う鍵となる解毒剤を手に雪中の山小屋で息をひそめるエグジー(タロン・エガートン)とウイスキー(ペドロ・パスカル)の元に、別行動を取っていたハリー(コリン・ファース)が合流する場面。すべてが順調に思えたのも束の間、銃を構えた追手の姿を視認したウイスキーが慌てて解毒剤を払ってしまいビンが決壊...。決死で手に入れた解毒剤が一瞬にして駄目になり激高するエグジーと言い争うウイスキーをよそに、銃弾の雨が降り注がれるが、ウイスキーが銃と投げ縄を使って大勢の敵をなぎ倒しまくるというシーンだ。
ウイスキーを演じたペドロといえば、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリン・マーテル役で華麗な槍のアクションを見せたことを記憶している人も多いはず。そんな彼が披露する、往年のマカロニ・ウェスタンを思い起こさせる二丁拳銃の見事な手さばきと、電磁式投げ縄を使いこなす様は必見だ。
ペドロは監督のマシュー・ヴォーンと役作りについて念入りに話し合ったそうで、「マシューとの会話の中でとりわけ僕にとって大事だったのは、ウイスキーというキャラに堅苦しくない粋な傲慢さ、そしてクールでしかも危険な香りを漂わすことだった。ウイスキーとエグジーは世界を救うためのミッションを達成するため、否応がなしにも共に行動することを強いられるんだけど、二人の間にはちょっとした競争意識があって、ウイスキーはハリーとエグジーのダイナミックで硬い絆にヒビを入れることだってやろうと思えばできるんだ」と述べている。
そんなウイスキーを筆頭にステイツマンというスパイエージェントが生み出された背景には、英国人であるヴォーン監督のアメリカ文化に対する憧れがあるという。「僕が子どもの頃、ファッション、テレビ、音楽といった分野でアメリカは世界中を席巻していたのが印象的で、カウボーイ映画が大好きだった。愛すべき、称えるべき側面がたくさんあるわけで、アメリカらしいもので大いに楽しみたくて、とんでもなくクールな鞭と十二連発に改造した銃を持たせたんだよ」と監督。
ペドロのほかには、1作目に続いて、タロン・エガ―トン、コリン・ファース、マーク・ストロングが出演。新たに、ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)、ハル・ベリー(『エクスタント』)、チャニング・テイタム(『ヘイトフル・エイト』)、ジェフ・ブリッジス(『ビッグ・リボウスキ』)、そして歌手のエルトン・ジョンなどが参加している。
イギリスから世界に飛び出し、キレッキレの超絶アクションもギミック満載のスパイ・ガジェットもパワーアップした『キングスマン:ゴールデン・サークル』は大ヒット公開中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『キングスマン:ゴールデン・サークル』
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