人生の岐路に立つ36歳の男女を描いた、切なく心温まるヒューマンドラマ『THIS IS US 36歳、これから』でランダルを演じるスターリング・K・ブラウン。現地で1月7日(日)に行われた第75回ゴールデン・グローブ賞で、『THIS IS US』の演技により同賞ドラマシリーズ部門主演男優賞を獲得したばかりの彼が、自身の演じるランダルと妻のベス(スーザン・ケレチ・ワトソン)の関係をもっと深く表現していきたいと語った。米US Magazineが報じている。
スターリングは、ランダルの今後について以下のように答えている。「どうやってランダルとベスの今の関係が築き上げられたのか、それまでの夫婦関係の背景をもっと探求していきたいね。作品を通してランダルが自身の人種のルーツを知る経験をするのは素晴らしかった。結局、同じ人種の女性と結婚したわけだけど、それがどのような経緯を経てそうなったのかは興味深い」
続けて「それから、ケヴィン(ジャスティン・ハートリー)とケイト(クリッシー・メッツ)の双子は明らかに強い絆で結ばれていて、ケヴィンとランダルも同じように深く繋がっている。だから、これからはランダルとケイトの関係をさらに見ていきたいと思っているんだ。ランダルとベスとの関係、そして彼とケイトとの関係という二つのことが個人的には興味があるよ」と続けている。
41歳になるスターリングは、自身の結婚生活についてもドラマ同様に語った。「緊迫感のないドラマはつまらないよ。私と妻も、ランダルとベスのように、結婚生活を送る上でぶつかる時がある。でも、これで終わりだと思うようなところまでは絶対ならない。だから、結婚生活を保つために夫婦がやるべきことを、作品の中で見てみたいと思っている」
リアルな脚本とそれを演じる見事な演技力で、視聴者を釘付けにしている『THIS IS US』。スターリングの発言のように、今後はもしかするとランダルとベス、ランダルとケイトの関係もなお一層盛り上がりを見せるかもしれない。(海外ドラマNAVI)
Photo:スターリング・K・ブラウン
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