『THE KILLING』ジョエル・キナマン&ミレイユ・イーノス、『ハンナ』ドラマ版で再共演

米Amazonが、2011年のサスペンス・アクション映画『ハンナ』のドラマ版を制作することは以前お伝えした通り。この新シリーズで、『THE KILLING』のコンビ、ミレイユ・イーノスとジョエル・キナマンが再共演することが分かった。米TV Lineが報じている。

本作の主人公は、元CIA工作員の父親エリックによって格闘技や戦闘テクニックを叩き込まれた16歳の少女ハンナ。若き暗殺者へと成長して単身ヨーロッパに旅立つ決意をした彼女は、父親から「元同僚のCIA捜査官マリッサに命を狙われることになるだろう」と告げられる。そして、父の言葉通り、マリッサが送り込む刺客と壮絶な戦いを繰り広げることに...。

ジョエルが演じるのはハンナの父親のエリック。兵士で、ポーランドの人里離れた森で娘のハンナに生き残るための訓練を施す役だ。一方のミレイユは、ハンナを追いかける野心的なCIA捜査官マリッサに扮する。それぞれ、映画版ではエリック・バナ(『ミュンヘン』)、ケイト・ブランシェット(『マイティ・ソー バトルロイヤル』)が演じていた

主人公ハンナを演じるのは新進女優のエスメ・クリード=マイルズ(『ミスター・ロンリー』)。アカデミー賞に2度ノミネートされたサマンサ・モートン(『ギター弾きの恋』)を母に、英国俳優のチャーリー・クリード=マイルズ(『ニル・バイ・マウス』)を父に持つ2世俳優だ。映画版では同役をシアーシャ・ローナン(『ブルックリン』)が演じていた。

映画版の脚本を手掛け、スパイスリラードラマ『ナイト・マネジャー』で製作総指揮と脚本を兼任したデヴィッド・ファーが、ドラマ版でもペンを執る。パイロット版でメガホンを取るのはサラ・アディナ・スミス(『ホリデイズ』)。

ジョエルとミレイユは、2011年から4シーズンにわたって『THE KILLING』で共演。その後ジョエルは、DCコミックスの映画『スーサイド・スクワッド』や、Netflixの人気政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』に出演。今月2日から配信がスタートしたNetflixのオリジナルドラマ『オルタード・カーボン』では主演を務めている。一方のミレイユは、詐欺を追う女性私立探偵を描いたクライムスリラー『The Catch(原題)』で2シーズンにわたり主演を務めた。また、英作家ニール・ゲイマンとテリー・プラチェットの小説「グッド・オーメンズ」のドラマ版で米Amazonと英BBCが共同製作する『Good Omens(原題)』に出演することも決まっている。(海外ドラマNAVI)

 

Photo:『THE KILLING』(c)2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.