『ワンス・アポン・ア・タイム』クリエイター、フィナーレに元キャストたちのカムバックを望む

誰もが知るおとぎ話と現代の世界が交差する世界を描く米ABCの人気ファンタジー『ワンス・アポン・ア・タイム』が、現在アメリカで放送中のシーズン7をもって幕を閉じることはお伝えした通り。そのクリエイターであるエドワード・キッツィスとアダム・ホロウィッツが、フィナーレには同作を去ったキャストたちにもカムバックして欲しいと発言をしたことが明らかになった。米Varietyが報じている。

2月27日(火)に行われたシーズン7のミッドシーズン・スクリーニングで、キッツィスは以下のように述べた。「もしストーリーブルックに戻らないで終了するとしたら、とても残念です。だからそうなんです。あの街に戻るんですよ。そしてフィナーレでは、馴染みの顔をまた見ることができることを願っています」と、降板したキャストたちはフィナーレのために自由に戻ってきてくれて大丈夫だと語り、すでに数名のキャストの再登場が予定されている事を明かした。

「第20話は、レジーナとヘンリーのフラッシュバックですが、ヘンリーはジャレッド・S・ギルモアが演じます。彼は、この作品が始まった当初は、10歳でしたが、作品と共に成長しました。彼が戻ってきてくれることを本当に嬉しく思っています」と語ったキッツィス。更にホロウィッツは、ヘンリーが「番組の要」だと述べており、ヘンリーに楽しい冒険をさせる計画があることも打ち明けた。

シーズン7では、新たに加わったキャラクターも、残りのエピソードの展開においてもちろん重要視されている。「シーズン7の後半は、アリスとロビンの関係に重点を置いています。呪いがかけられてはいても、ハイペリオン・ハイツで協力する二人の姿を見届けることができるでしょう。ラナ・パリラ(レジーナ役)が監督を務めたゼリーナを中心としたエピソードも放送されますし、ゴーセル(エマ・ブース『キング・オブ・エジプト』)が魔女集会を計画したり、魔女狩りをする者も現れます」と、どうやらフィナーレ前に命を落とすキャラクターがいることもキッツィスは匂わせた。

実はホロウィッツは、レギュラー陣が多く降板したシーズン6を持って、同作を終了することも出来たと認識していたという。キッツィスは「我々は長いロードトリップを共にしました。このフィナーレは我々にとって、作品の愛すべき点を祝福し、その魅力や、皆が愛したマジック、勇敢な物語、ロマンス、そして作品自体に別れを告げることでもあるのです」と最後まで同作に対する深い思いがあることを語った。

『ワンス・アポン・ア・タイム』最終シーズンは、米ABCにて毎週金曜日放送。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ワンス・アポン・ア・タイム』
(C) 2016 ABC Studios.