1960年代を背景に、ニューヨークの広告業界を描く『MAD MEN マッドメン』で主役ドン・ドレイパーを演じたジョン・ハムが、マーベル映画『X-MEN』を下敷きにドラマ化した『レギオン』シーズン2で、ナレーターを務めていることが分かった。米TV Lineが報じている。
本作の主人公デヴィッド・ハラー(ダン・スティーヴンス)は十代の頃から精神障害に悩まされ、統合失調症と診断されたことから病院の入退院を繰り返してきた。しかし、後に彼は自分に強力な特殊能力があり、他人の精神を自由に操ることのできるチャールズ・エグゼビア(=プロフェッサーX)の息子であることを知らされるのだった...というストーリー。
シーズン2では随所にナレーションが入るシーンがあり、すでに出演しているキャストの声を使いたくなかったというクリエイターのノア・ホーリーが、声での出演を果たしたジョンについて次のように述べている。「『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のアレック・ボールドウィンのような、特徴ある声を求めていたんだ。ジョンは、その声を持っているからね」といい、彼にとってジョンの声はナレーターとして理想的だったようだ。
続けて、「最近、ジョンと会う機会があって少し彼と知り合えたから、ダメもとで頼んでみたんだ」とのことで、彼の声はシーズン2を通して聞くことが出来るとのこと。ジョンのナレーションに満足したというホーリーは、「彼は最高だよ。声が際立っているから、ナレーションのシーンに個性を出すことが出来た」と付け加え、まるで『トワイライト・ゾーン』で司会を務めたロッド・スターリングのようだと、手放しで誉めたたえていた。
『レギオン』シーズン2は、米FXにて4月より放送スタートしばかりだ。日本でもFOXチャンネルにて放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:2015年、ニューヨークに期間限定で設置された『MAD MEN』のベンチに座るジョン・ハム
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