2005年にスタートし、現在米ABCでシーズン14が放送中の大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』が、シーズン15へと更新されたことが分かった。米Varietyなどが報じている。
今年1月に主人公メレディス・グレイ役のエレン・ポンピオが製作会社のABCスタジオとの契約を2年延長したことから、シーズン16まで製作される可能性は高いと見られていたものの、現在放送中のシーズン14が終了間近になってようやくシーズン15の更新が発表された形だ。
ABCエンターテイメントの責任者であるチャニング・ダンジーは、「『グレイズ・アナトミー』は私にとって特別な作品ですが、何百万人もの視聴者にとっても同じでしょう。放送当初から作品を支え続けてくれている熱心で忠実なファンに加えて、新しい世代の人々もグレイ・スローン記念病院で繰り広げられる物語の面白さに魅せられていることで、この作品は実に多くの支持を集めるようになっています」と述べている。
今回シーズン15製作が正式に決まったことで、ABCのプライムタイムのドラマとして歴代最長となるほか、あの『ER 緊急救命室』と並んで医療ドラマの最長シリーズという称号も手にした本作。14年目を迎えても人気は高く、全米の人気ドラマランキングでもたびたびトップ10に入っていた。ABCは昨年秋から始まった医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』については今年3月にシーズン2への更新を発表していた。
なお、医療ドラマとして新記録となるシーズン16が製作されるか否かは、主演女優であり現在は同作でプロデューサーや監督も務めているエレン次第のようだ。米Hollywood Reporterは、製作総指揮のションダ・ライムズが「『グレイズ・アナトミー』はエレンが望む限り続く」と常日頃から言っていたと伝えている。
そんなライムズ自身は昨年夏、Netflixと契約を結んだと報じられた。しかしHollywood Reporterは、『グレイズ・アナトミー』に関しては、シーズン1の頃から同作に関わってきたクリスタ・ヴァーノフが一時離れていたもののシーズン14から復帰したことを指摘し、ションダの離脱は影響しないとの見方を示している。
『グレイズ・アナトミー』は、Disney+(ディズニープラス)などにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グレイズ・アナトミー』
(C) ABC Studios