英ダークスリラードラマ『Utopia -ユートピア-』が、Amazonで米版リメイクとして甦ることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
オリジナルは、英Channel 4で2013年から2シーズンにわたり放送されたシリーズで、物語の中心となるのはカルト系コミック「The Utopia Experiments」に心酔する5人のファン。地球上で起きる大災害を予見する続編の原稿の存在を知った彼らが、ある闇組織に狙われ始める...というストーリーだ。
この作品については、2014年に米HBOがリメイクを製作することになり、映画『セブン』『ファイト・クラブ』などで知られるデヴィッド・フィンチャー監督が、シーズン1の全エピソードでメガホンを取る予定で動き出していた。ところが、フィンチャーとHBOが予算交渉で決裂し、企画が立ち消えに。その後、リメイクの脚本に携わっていたギリアン・フリン(『ゴーン・ガール』)が米Amazonと契約したことから、同配信サービスにて1シーズン9話構成で復活する運びとなったようだ。
フリンは、オリジナル版でクリエイターを務めたデニス・ケリーの創造性に触発されたとのことで「『Utopia』には衝撃を受けました。ケリーの世界を、私の味付けでワイルドかつ奇妙な場所にしていきたいと思っています」とコメントしている。
小説家であるフリンは、自身の原作を映画化した『ゴーン・ガール』だけでなく、「Sharp Objects」という小説もエイミー・アダムス(『メッセージ』)主演で米HBOにてドラマ化されている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Utopia -ユートピア-』シーズン2
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