ドラァグクイーン界のカリスマ的存在として知られるル・ポールがホストを務めるリアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース』がシーズン11に更新されることが決定した。米Varietyが報じている。
今月28日(木)に米VH1でシーズン10のフィナーレを迎える『ル・ポールのドラァグ・レース』は、"アメリカの次世代スーパードラァグクイーン"の座を巡り、全米から集まったクイーンたちがしのぎを削る人気オーディション番組。
シーズン10の平均視聴者数は794,000人で、今までのシーズンで最高の視聴者数を誇る。各シーズンの敗者たちがトップを目指し再び争う『RuPaul"s Drag Race: All Stars(原題)』やタイ版『Drag Race Thailand(原題)』といったスピンオンも製作されている。
単に綺麗なクイーンを探す番組ではなく、ファッションセンスはもちろん、自身でドレスを作るチャレンジや、歌唱力、ダンスパフォーマンス、コメディセンスなどの幅広い才能が求められる審査を勝ち抜く必要があり、毎週最下位に選ばれた二人のクイーンが"人生を掛けたリップシンク"で見せる口パク&ダンスパフォーマンスは感動ものだ。
歌手のクリスティーナ・アギレラ、レディ・ガガ、アダム・ランバートや、ヴァネッサ・ウィリアムズ(『デスパレートな妻たち』)、ニール・パトリック・ハリス(『ママと恋に落ちるまで』)など「ドラァグ・レースのファンを公言する」豪華ゲストたちが審査員として毎週出演。2009年に放送が始まって以来全米で人気を博し、2016年と2017年にはエミー賞でリアリティ/コンペティション部門ホスト賞を獲得している。
本シリーズで争ったクイーンの中には、『アメリカン・アイドル』シーズン7のセミファイナリストであるアドア・デラノや、セレブたちが一つ屋根の下で暮らす英リアリティ番組『Celebrity Big Brother(原題)』で優勝をしたコートニー・アクト、英ブランドPlayful Promisesで、ドラァグクイーンとしては初となるランジェリーモデルを務めたヴァイオレット・チャチキ、映画『ハリケーン・ビアンカ』で主演を務めるビアンカ・デル・リオ、Marc Jacobsでモデルを務めるミルクなどがいる。
『ル・ポールのドラァグ・レース』はNetflixにてシーズン8~9が独占配信中(※2018年6月時点)。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ル・ポールのドラァグ・レース』
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