カサンドラ・クレアのベストセラー小説「シャドウハンター 骨の街」をドラマ化したファンタジーシリーズ『シャドウハンター:The Mortal Instruments』。シーズン3をもってキャンセルが決定した本作を救うためにファンがネットで署名活動を開始し、もうすぐ目標の15万人に達するようだ。英Digital Spyが報じている。
キャンセルが決定した『シャドウハンター』ファンの一人が、オンライン署名収集サイトChange.orgで「シリーズを救おう!」とキャンペーンを開始。15万人を目標にスタートし、12日(火)時点で12万人4000人以上の署名が集まっている。本作救済のあかつきには、若者の自殺防止を支援する団体The Trevor ProjectとLGBTコミュニティへの寄付も明言しているという。シリーズでは、アレク(マシュー・ダダリオ)とマグナス(ハリー・シャム・Jr)が同性愛者のカップルとして登場し、番組や彼らに勇気をもらったという声が多く聞かれ、その声が後押しとなっているようだ。
最近は打ち切りが決定しても、ファンのキャンペーンが功を奏して他局や配信サービスによって救われるケースが少なくなく、米SyfyでキャンセルされたSFドラマ『エクスパンス -巨獣めざめる-』は、Amazonでシーズン4が製作されることが決定。米FOXでシーズン3をもってキャンセルになった犯罪捜査ドラマ『LUCIFER/ルシファー』はNetflixで継続されることになり、米FOXにてシーズン5をもって終了が決定していた刑事ドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』は、米NBCで復活することになっている。
そのほかにもNetflixのSFドラマ『センス8』は、ファンの熱い要望に応えてファイナルを飾る特別版エピソードが配信されたばかり。また、時空旅行をテーマにしたドラマ『タイムレス』は、シーズン1でキャンセルされることが発表されたその3日後に一転、新シーズンへの更新が決定されたが、今のところシーズン3が製作されるのかどうかは不明だ。
果たして、『シャドウハンター:The Mortal Instruments』も救出されたドラマシリーズに加わることが出来るのか、今後の動向に注目していきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『シャドウハンター: The Mortal Instruments』
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