ホワイトハウス並みのセキュリティ対策!?『ゲーム・オブ・スローンズ』最終話の撮影がついに終了!

大ヒットファンタジー大河『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)のシリーズファイナルとなる第八章は2019年に放送される予定。現在、時間もお金もかけたシリーズ最大級のスケールで製作されているが、2010年から始まった撮影がついに、今月初めにすべて終了したことを出演者が報告し、そのネタばれを防ぐために強いられた厳戒態勢の具体的な内容が明らかになった。英Digital Spyが伝えている。

アリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズは血に染まった白いスニーカーの写真をInstagramに投稿し、「さようならベルファスト(『GOT』の撮影地)。さようならアリア。さようならゲーム・オブ・スローンズ。何ていう喜びだったのかしら。これからやってくる冒険に乾杯」と、アリアという役との別れを報告した。

この投稿には、「#lastwomanstanding(最後に立っている女性)」「#barely(かろうじて)」「#immasleepforthenextfouryears(これから4年間眠る)」「#justkiddingidontsleep(冗談、眠らない)」というハッシュタグが付けられており、最後に壮絶な戦いが待っていることは間違いなさそうだ。

一方、アリアの姉サンサ役のソフィー・ターナーは撮影が佳境を迎えていた先月に新しいタトゥーをゲットしていた。彼女の担当をしたタトゥーアーティストがInstagramで共有した写真によれば、そのタトゥーは狼の横顔と「The pack survives.(群れは生き延びる)」という文字が刻まれたものなのだが、実はこれを見たファンの間では、スターク家が生き延びるというシーズン8の結末を示唆するネタばれなのでは? とちょっとした騒ぎになっていた。

この騒動に対し、ソフィーは「もし最終シーズンが始まる前にそんなタトゥーを入れていたらひどいわね」「そんなことをしたら大バカ者よ」と、『GOT』の結末とは関係ないことをメディアに明かしている。ソフィーがそこまで言うのは、『GOT』は社会現象になるほど世界中で大ヒットしていることもあって、これまでも度々ネタばれ騒動に直面しており、キャストやスタッフはかなりの厳戒態勢を取ってネタばれ防止に努めてきたからだ。

彼女は最終シーズンの本読みの際に、出演者にはデジタル版の台本しか提供されなかったことを告白している。「それは本当よ。つまり、私たちは"物質的な台本"という形ではもらっていないの。アプリで持っていて、翌日撮影する分が送られてくるの。だから1日で覚えなければいけなかったのよ」「それに、1度読んだら24時間後には消去されて、2度とアクセスできなくなるの。ホワイトハウスのセキュリティよりも厳しいんだから!」

撮影所に訪れる人は皆、写真を撮ることができないように携帯電話にステッカーを貼っていたといい、さらに、毎日渡されるコールシート(予定表)にその日撮影する出演者のコードネームが記されていて、「誰が本当にセットに入っているのか誰もわからない」状態だったという。加えて、作品自体にも偽のタイトルが付けられていたと、ソフィーが明かしている。

並々ならぬ思いで出演者&スタッフが製作し、守っている『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終シーズン。2019年に米HBOにて放送開始の予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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