ソフィー・ターナー、『ゲーム・オブ・スローンズ』サンサ・スタークとの別れを語る

今月初め、『ゲーム・オブ・スローンズ』のすべての撮影が終了した。シリーズがスタートした2011年からサンサ・スタークを演じてきたソフィー・ターナーは英Digital Spyの取材に対し、分身とも言える役から離れることは"とても奇妙な感じ"だと語った。

「まるで離婚か家族との永遠の別れのような感じよ。サンサや、みんなを置き去りするというのは...」と現在の心境を明かしたソフィー。「キャラクターとの別れは私にとって何よりも辛いことなの、だって私の青春は"ソフィーとサンサ"だったから。時々、それが混同されるくらいに。だからサンサを残して前に進むことは、私の成長期の大きな部分を置いてきてしまうようなものなの。(自身の成長の)その多くは彼女の影響を受けてきたわ。だからこれまで支えてくれた松葉杖がなくなってしまうことはとても変な感じ。でも私は大丈夫。大丈夫よ! 約束するわ」

続けて、ソフィーは『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影が終了した際に全キャストが涙を流していたことを告白。「私たちの前で撮影を終えていく人たちがいた最後の数ヶ月間は奇妙な感じだった。それぞれの人がある意味死んだかのような感じなの。ドラマの中ではなく、実生活の中でという意味で。誰かにに別れを告げる時は、"神様、私はもう一度彼らに会うことができますか"という思いだったわ」

ソフィーの最後の撮影はスペインで行われたというが、彼女にとっては自身の最後のタイミングよりも、これまで共に過ごしてきたクルーと迎えたベルファストでの最後の日が印象に残っているという。

「その時、そこで(ベルファスト)私の撮影はなかったんだけど、監督のデヴィッド・ナッターは私のことも呼んでくれたの。私にとってもベルファストで過ごす最後の日だったから。彼は全クルーに言ったわ。"サンサ・スタークは最後にウィンターフェルを去る"と。それも私を泣かせたの」

「そして、クリエイターのデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが各俳優にそれぞれのキャラクターの好きなシーンをストーリーボードに書いてプレゼンしてくれたの。凄く感動的だった。でも...その直後にドキュメンタリーのスタッフが私の方を見てね。もう最悪よ! だって私は泣き叫んでいたんだから」

彼女のコメントから、8年間にわたり共に壮大な物語を作り上げてきた仲間との別れはソフィーにとって特別なものだったことが伝わるが、キャストたちは未だお別れを言う準備ができていないようで、「私たちは"打ち上げパーティで会いましょう""今、さようならを言うつもりはないよ""別れはプレミアの時に言おう"って感じ。"その時が来たらまた先延ばしにしよう。次はコミコンの時に"って、決して別れを告げることはしたくないの」と、撮影が終わった後も彼女たちの絆は続いていくようだ。

『ゲーム・オブ・スローンズ』のシリーズ最終章となる第八章は2019年に放送予定。(海外ドラマNAVI)

『ゲーム・オブ・スローンズ』
©Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.