大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』や政治サスペンスドラマ『スキャンダル 託された秘密』、法廷ドラマ『殺人を無罪にする方法』といった人気シリーズを手掛ける女性クリエイター、ションダ・ライムズ。米Netflixと15年にわたる契約を結んだ彼女が現在企画中の8作品が明らかになった。米Mashableが報じている。
1作目:NYの社交界で富豪を相手に詐欺を働いた実在の人物アンナ・デルヴェイを描いたもの。デルヴェイは莫大な遺産を相続したドイツ人女性に成りすまし、富裕層を騙して金品を貢がせていた罪で捕まり起訴されているが、そのリッチな生活ぶりをSNSで公開し、NYのイットガールとして憧れの存在となった人物。
2作目:米ベストセラー作家ジュリア・クインのブリジャートンシリーズを元にした、イギリス摂政時代の終末期の上流社会を描いたもの。ブリジャートン家の8人兄弟姉妹と未亡人の母は深い絆で結ばれている。家族のそれぞれが「真の愛」を見つけていくというストーリー。
3作目:2012年に米大手ベンチャー・キャピタルを女性差別などで提訴し、敗訴した元ジュニアパートナーで実業家のエレン・パオが、シリコンバレーの性差別について自身の経験に基づいて書いた「Reset(原題)」をベースにしたドラマ。こちらはライムズが脚本を手掛けるようだ。
4作目:ジャーナリズムで初の黒人女性としてピューリッツアー賞に輝いたジャーナリストのイザベル・ウィルカーソン著の「The Warmth of Other Suns: The Epic Story of America"s Great Migration(原題)」を題材にしたドラマ。アンナ・ディーヴァー・スミス(『ナース・ジャッキー』)がペンを執る。
5作目:『Pico & Sepulveda(原題)』1840年、まだ米国カリフォルニア州がメキシコ領だったころのメキシコとアメリカの紛争を描いたもの。
6作目:アメリカのジャーナリスト、ケイト・アンダーセン・ブラウワーが2015年に執筆した「The Residence(原題)」を元に、アメリカ合衆国大統領の私生活と家族を描いたもの。
7作目:ジル・アレクサンダー(『MAD MEN マッドメン』)が脚本と監督と手がける『Sunshine Scouts(原題)』。世界の終わりに直面するふしだらなティーンエイジャーたちを主人公に、ダークな面白さと皮肉、意表を突くストーリーが展開される作品。
8作目:『Hot Chocolate Nutcracker(原題)』は、『グレイズ・アナトミー』で出演と監督も務めているダンサーで振付師のデビー・アレンとそのダンサーグループを描いたドキュメンタリー。
以上が、現時点で判明している今後Netflixで見られるライムズの作品だ。15年という長期の契約故に、今後もまだまだ彼女の作品が増えることも期待できそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ションダ・ライムズ
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