エヴァンジェリン・リリーの告白を受け、『LOST』製作チームが謝罪コメントを発表

2004年から6シーズンにかけて米ABCで放送された大ヒットドラマ『LOST』の舞台は、不可解な現象が起こる南太平洋の無人島。そこに墜落したオーシャニック815便の搭乗者48名のサバイバル生活が描かれる作品だ。本作で主要キャストの一人、ケイトとして出演していたエヴァンジェリン・リリーが、撮影時に製作サイドからヌードシーンを強要されたと先日メディアに告白したが、彼女の発言を受け、『LOST』製作チームが共同声明を発表した。英Digital Spyが伝えた。

本シリーズで製作総指揮を務めている、J・J・エイブラムス、デイモン・リンデロフ、カールトン・キューズ、ジャック・ベンダーらは、今回のエヴァンジェリンの告白を受けて米Entertainment Tonightに声明を寄せた。

「メディアにおけるエヴィ(エヴァンジェリン)のコメントを受け、私たちがすべきことは『LOST』の現場で彼女が経験したことについてすぐに彼女に連絡を取り謝罪することだと思いました。まだ彼女と連絡は取れていませんが、今でも心から申し訳ない気持ちでいっぱいです。職場で不安を感じる人がいることは、あってはなりません」

エヴァンジェリンは2004年から2010年まで出演していた『LOST』の撮影において、不本意な演技を強いられ悔し涙を流したと告白したばかり。「シーズン3の撮影で半分裸になるよう追い詰められ、とても辛い経験をしたわ。このことについて選択肢がないと感じていたの」と、訴えたエヴァンジェリン。「撮り終えた時、屈辱を感じて震えていたわ。私の目からは涙があふれていたけれど、その後もとても恐ろしく厳しいシーンの撮影を続けなければいけなかった」と、辛い過去を振り返っていた。

実は彼女は先月『LOST』リブートの噂に関して異を唱えていた。表向きは「リブートもリメイクも好きじゃないの。それだけよ」「神聖な物が汚されてしまうように感じるし、過去に済ませたことを再び繰り返したくない」と語りリブートを望んでいないと話していたが、もしかしたら今回の告白内容も一因にあったのではないかと想像される。

エヴァンジェリンは今月31日(金)から公開する『アントマン&ワスプ』にホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ役で出演するため、アントマン役のポール・ラッドとともに来日することが決定している。来年公開予定の『アベンジャーズ』シリーズ最新作にも同役で登場することが明らかになっている。(海外ドラマNAVI)

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エヴァンジェリン・リリー (C) NYKC/FAMOUS