『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』悪徳修道院長ジュディ・デンチの場面写真が解禁

「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」という原作者の思いから生まれたベストセラー小説を英国が誇るスタッフ・キャストで映像化した『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』。10月6日(土)より公開となる本作より、修道院長を演じたジュディ・デンチの場面写真が解禁となった。

【関連動画】『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』の予告映像はこちら!

『ブーリン家の姉妹』のジャスティン・チャドウィック監督と『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞脚本賞を受賞したトム・ストッパードがペンを執り映画化された本作。舞台は17世紀のオランダ。球根一つの値段が邸宅1軒分の価値であった世界最古の経済バブルとして知られる「チューリップ・バブル」を背景に、若き肖像画家ヤン(デイン・デハーン『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』)とその依頼主の妻ソフィア(アリシア・ヴィキャンデル『リリーのすべて』)との愛と運命を描いた物語。

今回解禁された場面写真は、『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞助演女優賞を受賞するなど多くの映画賞受賞歴を持つ名優ジュディの姿。本作で悪徳修道院長を演じており、パイプをくわえながら"3億円のチューリップ"の取引をしているシーンからの一枚だ。

ジュディはこの役柄について「私が演じた修道院長はたくさんのチューリップを育てていて、球根のことを熟知しているの。大きさ、重さの計り方、取引の金額までね。彼女の存在が、物語を牽引していくの。無作法でパイプをゆらしているのよ」と、映画オリジナルのキャラクターについて語っている。

またプロデューサーのアリソン・オーウェン(『アンという名の少女』)は、ジュディを起用できたことは快挙だと語っており、「彼女がチラッと顔を出しただけで観客はワクワクする。スクリーンに現れると、背筋をピンと正す気になるわ。貧困が蔓延し行き場を失った大勢の孤児たちを受け入れながら、時代を翻弄するチューリップ投機の担ぎ手でもある、二面性を持つ興味深い役柄を彼女が演じたことで、この作品のピースが揃ったわ」と惜しみない賛辞を送った。

ソフィアの夫コルネリスは、『ビッグ・アイズ』のクリストフ・ヴァルツが演じている。許されない愛を貫きたいと願ったソフィア。ある計画を思いつくが、ヤンが二人の未来のために、希少なチューリップの球根に全財産を投資したことから、思わぬ運命が立ちはだかる──。『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』は、10月6日(土)より新宿バルト9他、全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』
© 2017 TULIP FEVER FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED.