『ビッグバン★セオリー』がシーズン12で終了決定!2019年5月でフィナーレ

頭脳明晰ながら人付き合いはちょっと苦手なオタク4人を主人公にしたコメディドラマ『ビッグバン★セオリー~ギークなボクらの恋愛法則』(以下『ビッグバン』)。本作が、米CBSで9月に放送スタートするシーズン12をもって幕を閉じることが明らかになった。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

8月22日(水)、製作会社のワーナーブラザースとクリエイターのチャック・ロリーが以下のような共同声明を発表した。「12年もの長い間、『ビッグバン』を応援して下さったファンの皆様への感謝の気持ちは永遠に尽きることはないでしょう。キャスト、脚本家、スタッフ全員が、本作がこれほどまでの成功を収めたことに感謝するとともに、壮大な最終シーズン、そしてシリーズフィナーレをお届けできるよう力をあわせています」

CBSエンターテイメント部社長のケリー・カールは、「『ビッグバン』は今の世代のコメディの定義づけとなる作品だ。創造性に富んだ天才集団のスタッフと、好視聴率、そして文化に与える影響の大きさや、これほどまでに皆に愛され、名前だけでわかってもらえるほどの人気者となったキャラクターたち。これら全てを大変誇りに思っているよ。プロダクションやクリエイター、キャストたちがテレビ業界の歴史に伝説を残してくれたことに本当に感謝している」と、12年の長きに渡って視聴率トップ圏内に君臨した本作の偉業を讃えた。

ロリーとビル・プラディ(『ふたりは最高! ダーマ&グレッグ』)が2006年に生み出した本作は、エピソード数279話目となる2019年5月放送予定の最終話で幕を閉じる。この数字は、マルチカメラ・コメディとしてはアメリカTV史上最長記録となる。本作は、今までになんと52回エミー賞にノミネートされ、10度受賞を果たしているが、実は意外なことにコメディ部門作品賞は一度も受賞したことがない。

放送局のCBSは以前、シーズン13への更新可能性を示唆していた。関係筋からも、シーズン更新の是非はシェルドン役のジム・パーソンズにかかっており、ほかのキャストもジムに追随する意向だという話が聞かれていた。しかし、レナード役のジョニー・ガレッキが今年1月に「僕もキャストのみんなもシーズン12で番組を終了させるのがちょうどいいタイミングだと思っているよ。その時が来たら悲しい気持ちになると思うけれど、みんなそろそろ家に帰って家族と過ごすのがいいんじゃないかな」と語っていた通り、潮時なのかもしれない。

全米では今年5月10日(木)にシーズン11の最終話が放送され、シェルドン(ジム・パーソンズ)のライフストーリーも一つの区切りがついたような形で終えたため、そこで終わりにするのが視聴者にとっては一番スッキリするエンディングだったかもしれない。米国で9月24日(月)から放送されるシーズン12ではシェルドンの新生活が幕を開ける。また、子ども時代のシェルドンを主人公に据えたスピンオフ作品『Young Sheldon(原題)』は、シーズン1(全22話)の放送を米国で5月に終え、視聴率でトップ10圏内に鎮座する大ヒット作となった。『ビッグバン』の視聴者のうち98パーセントがこのスピンオフを視聴したという結果も出ている話題作で、シーズン2への更新も決定しており、こちらも同日、9月24日(月)からスタート予定だ。

終わるのが名残惜しい大ヒットコメディ『 ビッグバン★セオリー~ギークなボクらの恋愛法則』は、CBSにて、今秋シーズン12の放送スタート。誰もがその名を知るような歴史に残る作品の最終シーズンの幕が開ける。(海外ドラマNAVI)

Photo:『 ビッグバン★セオリー~ギークなボクらの恋愛法則』
© Warner Bros. Entertainment Inc.