『ザ・プレデター』バディ・ムービーに定評のあるシェーン・ブラックが描く新たなドラマとは?

1987年公開の第1作目以降、シリーズ3作品と述べ5作品のフランチャイズを世に送り出し、米国はもとより日本を始め世界各地で多くのファンを持つ伝説的作品『プレデター』。その正当なる続編が『ザ・プレデター』として完全復活! この度、バディ描写に実績のあるシェーン・ブラック監督が本作で新たな名バディを誕生させたことが明らかになった。

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「ブラックは今日、我々が知っているバディ警官ムービーのジャンルを作り上げた人だ」と、本作でならず者集団"ルーニーズ"のメンバー、コイル役のキーガン=マイケル・キー(『カレッジ・フレンズ』)が語るように、本作を手掛けたブラック監督はバディ・ムービーに定評のある人物。

彼の代表作『リーサル・ウェポン』ではコメディタッチな描写や家族との触れ合いを描いた人間ドラマが描かれ、徐々に主人公のパートナーシップが築かれていく過程に観客は魅了された。実は『リーサル・ウェポン』の脚本を書き終えたところで第1作目の『プレデター』ではじめにプレデターに殺される兵士として出演した経歴を持つのだ。そんなプレデターに精通したブラックは「この映画ではストーリーを取り巻く昔ながらの心温まる血の通ったドラマを描きたかった」と、本作でも人間同士の熱いドラマを重視したことを語っている。

主人公のクインを演じたボイド・ホルブルック(『ナルコス』)は、「彼は素晴らしい監督だね。面白いアングルがあって、どんなシーンやテーマでもそこに新たなコメディやドラマを見出すんだ」と、監督としての才能を称賛している。

そんなブラックは本作でも新たな名バディを誕生させたという。そのバディとは、ルーニーズのメンバーであるバクスリーとコイルだ。バクスリーを演じるのは、『エクスパンス -巨獣めざめる-』のジョー・ミラー役で知られるトーマス・ジェーン。一方、コイルを演じるのはTVシリーズ『FARGO/ファーゴ』のビル・バッジ役で知られるキーガンだ。本作に登場する二人は共に元海軍軍人で同じ部隊に所属していたという役どころ。コイルが湾岸戦争で誤って仲間を砲撃し、バクスリー以外の仲間を全員殺害してしまうといった過去の悲劇を共有したことで、特別な深い繋がりを築き上げている。

トーマスは二人の関係性について、「様々な心苦しい体験を共にした3年間の間に友情を育む。いわゆる愛憎半ばする関係だね。コイルは半端でない罪悪感でさいなまされるのだけど、同時にバクスリーとの関係性を通して、どうにかして罪を償える事が出来るのではと思っている。バクスリーは本当の意味で自分のことを理解できるのはコイルしかいないと思うようになるんだ」とライバルと同時に友であるような、二人の間の複雑で特別な関係性を明かしている。

『ザ・プレデター』は絶賛公開中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ザ・プレデター』
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